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クリスの一日

一方翌日、錬金呪術師クリスティーナ宅

うん、いい感じで使えるようになってきたわね。

クリスは、錬金系は後に回すことにした

錬金術は元本もかかるし

色々考えた末、今のPTに必要なのは呪術で仲間の強化

所謂バフってやつ。

呪術とは基本的に呪いをかける事が発症点なので

相手にデバフをかけるほうが簡単だ

後になりプラスの呪術というのが生まれる

マイナス×マイナスはプラスになる

プラス方向へ持って行った呪術こそが味方の強化なんだよね。

敵に弱体化呪術を使うとマナの消費が激しい。

至った結論は仲間の強化、前衛アルさんへの強化が最も効率がよさそう

今覚えているのは単体加速魔法ファスト

PTメンバーの一人の力を増強するストリグ

PTメンバーの一人の防御力を増強するソリド

PTメンバーの全員の防御力を凄く増強するソリディネイト

覚えているのを合わせて取ったのは、これらの呪術

ソリディネイトは全体魔法なのでマナの消費も激しい、相当な等なピンチの時だけ

使う感じになりそう。

「さて、今日も練習をしましょうか。」

クリスはそう言うと町から少し離れた森外れで

感覚をつかむ修練をするため、ここへ来た。深く息を吸い込み。

「疾風の如く!その四肢に加速を!ファスト!」自分に呪術をかける。

走り出してみると、いつもより軽やかに速く走れる。

「次の段階行ってみようか。」クリスは言うと詠唱を始めた。

「疾風の如く!その四肢に加速を!ファスト!ダブル!」

ダブルは二倍の効果を付与する。

走ってみると先ほどの倍速は出ている。これはいい感じで使えそうね。

続いて「烈火の如く!その四肢に剛力を!ストリグ!」自分に呪術をかける。

杖で近くの岩を叩いてみる。ゴツ!そういって岩が割れた。

うん力の強化はされてるね。

肉体硬化の魔法を覚えたけれど、試す方法が見当たらない

これはぶっつけ本番かなぁ。

「其は難攻不落!顕現するは不可視の要塞!ソリディネイト!」

これは集団防御の魔法。

効果は数秒で消えた、しかもマナは空っぽだ。

うん、これは全滅が見えた時の最終手段だね。

少しマナの回復を待って、家路につく。

時間は昼下がりティーブレイクの時間だ。

「ただいまーおかーさん!」クリスは言うと。

奥からパタパタと母親が駆けてきた。

「どう?スキルの扱いは上達したかしら?」

「うん、随分となれたよ、弱点も把握しつつあるし

有効性のあるものに絞って当面はメンバーを補助するつもり。」

「あなたはしっかりしてるわね♪今紅茶を入れたからクリスも飲む?」

「うん。貰おうかな。」そう言うと私はテーブルで待っている。

母は紅茶とクッキーをテーブル置くと

「クリス、さぁティーブレイクをしましょう。」そう言うと微笑む。

わたしは母のクッキーを手に取り。少しずつ齧った。

「んーおかーさんのクッキーいつ食べてもおいしいね♪」笑顔でクリスは答える。

「そう言ってもらえるとお母さんも嬉しいわ♪」和やかなひと時が流れる。

新人リーダーのアルの事、幼馴染で結成した『輝く希望』メンバーの話。

尽きる事はない、とめどない会話を続けた。

「でも無茶したらダメよ、あなたは私の大事な娘なんだから。」

心配そうに母親は言う。

「大丈夫私は慎重派だから。それはおかーさんもわかってるでしょ?」

「そうね、あなたはしっかりしているから大丈夫ね。」安堵の表情を浮かべる

「明後日が『輝く希望』の活動日だから。

またおとうさんに帰還のスクロール用意してもらおうかな。」

「あの人なら喜んで用意してくれると思うわ。」

「早速今日帰ってきたら、お願いしよーっと。」

「ふふ、そうね。」

「それではおかーさんごちそうさまでした。

これから部屋で敵とのシミュレーションしてくるね。

「わかったわ、邪魔しないようにするわね。」

「うん、ありがとう!」私はそう言い残すと

二階の部屋にかけていった。ドアが閉まる。

「楽しそうで何よりだわ♪」母親は片づけをしながら優しい顔をしていた。

「いよいよ明後日。頑張らなきゃね。」そう言って

クリスは瞑想に入り、シミュレーションを始めた。

そうこうしているうちに夜は更け、翌日となる

集合まで最後の日だ。

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