伝説クエスト〈八岐大蛇の咆哮それは世界を揺るがす〉3
すこし短いけど許してちょ
「そらちゃん!カンナのフレンドコードわかる?」
フレンドコールが繋がったことを確認すると直ぐに要件を言う。
「おにぃどうしたの焦ってるみたいだけど~?」
「いいから頼む知ってたら教えてくれ!」
今現在クルトは水で出来た武器たちに襲われこれを避けていた。
実のところクルトはこの攻撃を目で追うことはできていなかった。【直感】このスキルでただただ予測しながら避けていたのだ。
純粋なPSである、クルトはこれまで数あるゲームをやって来た。その中でもボックスと言われる自分が動くゲーム機をやり込んでいたおかげで体を動かすことは慣れていたのだ。
目で追えずとも直感が働いたら反射神経だけで避ける。そんな集中力が必要な行動を常にし続けるのはかなり厳しい
今クルトには説明をする余裕がなく荒々しい言葉遣いになっていた。
「167-364-119-387だよ~」
それを悟ったそらねがすぐさまカンナのフレンドコードを読み上げた
それを聞きメニューを開きフレンド検索の部分に打ち込む
当然その間も攻撃は続いていた。しかし一発たりともクルトにあたる事はなかった。直感だけで全てを避けるそれをマネできる人間はおそらく世界で数人と言ったところだろう。
まさに絶技……人を超えた化け物である。
(とりあえず、フレンド申請を送ることはできた……だがカンナは俺の名前を知らないし、俺がカンナのフレコを知っているのも知らない)
果たして申請が許可されるだろうか。
もしカンナが誤申請だと思い許可しなかった時点で終わりである。
これもまた一種の賭けである。この島に来てから一か八かと言う場面が多すぎて困る。
たった一回のミスすら許されない。
ミスをした時点で東国は終わり、伝説クエストも失敗として終わる。
それはカンナが最後の希望として俺を連れてきた意味を無くし、同時に俺がこの国に来たと言う意義を無くす。
(冗談じゃない!!)
意義を否定されどうやって人類の試練になるというのだ。
二丁のハンドガンを構える
100MPほど込め水で出来た武器たちを落としていく
慣れてきたのだ。
ただ避けるだけでなく撃ち落とすことで体の疲労を減らし少しでも長く時間を稼げるように、少しでもチャンスが巡って来るように……
「っち、あのソロ専がぁぁぁ……!!」
予想はしていたが申請が却下された。
誤申請だと思われたようだ。
だが諦めるわけにはいかない。俺自身を否定させるつもりは無い。
もう一度フレンド検索にコードを打ち込む。
そしてまた断られる。
それでも送り続ける。
絶技ともいえる直感と反射神経の回避も疲労が蓄積し始めだんだん危なくなってくる。
もうすぐ持たなくなる。そう思った時
やっと申請に許可が下りる。
そしてすぐさまフレンドコールを飛ばす、すでに頭がうまく回っておらず相手がコールに出たか確認することもせずにただ叫ぶ
「全ての首を潰せぇぇぇ!!」
叫ぶと同時に残りの全てのMPを注ぎ込んだスナイパーを水中に沈む9個目の頭に向かいぶっ放す。
鍾乳洞が崩れようとも構わない。集中が切れデスするよりもマシだ。そう思いながら放った一撃
正に祈りとすら言える一撃は9個目の頭を潰すことに成功した。
しかし予想通り鍾乳洞へのダメージが大きく
洞窟内が大きく揺れ出し崩れ始める。
意識が遠くなる……
そんな中確かに聞こえたアナウンス
〈ワールドアナウンス〉【伝説クエスト】〈八岐大蛇の咆哮それは世界を揺るがす〉がプレイヤーネーム〈カンナ〉〈クルト〉によってクリアされました。以降このクエストは発生しません。
そして
フレンドコールから微かに聞こえる声
「よくやったのぅ……ありがとうクルト」
その一言を聞き届け意識が深い闇に落ちた。
とりあえず、ここで伝説クエストは終わりです。次は掲示板か、主人公無双の前準備編のどっちかにするつもりです。
前準備編が終了するとご都合主義展開しかない無双ゲーになると思います。




