第四十九話 変わった人攫いでした
お久しぶりのJinsです!
しばらく仕事に忙殺されて小説のことが頭から飛んでました、、、毎日は更新できないでしょうけど数日に一度は必ず書きたいです。
俺がこの世界に転移してきてから随分過ごした気がするけど⋯こうやってゆっくりした時間を楽しむのは久々な気がする。
結局勝負に優劣は付けられなかったんだ。
唯一失格のサーモは本職のエレンとメイド仕事一週間の刑だけど。
デートはそのうちだな。
「たまには1人でウインドウショッピングもいいもんだよな⋯」
「あれ~ダイモンちゃん?ストレーナで会うなんて奇遇じゃない!」
即刻気ままな散策に終わりを告げたのは大樹の街バーゼで出会った、メドゥーサのベルチェだった。
たしかダンジョンから戻って泊まってったきりだったな。
「んで、なんでベルチェさんがたった一人でこっちに?」
「一人じゃないわ、シバもいるのよ?⋯ただ、迷子だけど。」
「ブレない人だな⋯。」
「あの子ほぼバーゼ以外の街に行ったことないからねぇ⋯私がアクセサリー見てたらつまらなかったみたいでね、武器を見に行くって言ったきりどっか行っちゃったの。」
シバさんは彼女と同じく大きな木のダンジョンがあるバーゼの街を根城にしているデュラハンの冒険者のお姉さんだ。⋯初見はお固い戦士風のイメージだったけど最後に見た姿はただのジャージ着た外人だったからな⋯。
⋯仕方ないな。俺の探査は知り合いなら高確率でどこにいるか探し出せるから試してみよう。
「《探査》。⋯あれ?反応が二つあるぞ??」
「え。」
俺は何度もここでこれを使ってるから街全域は完全にマッピング済みだ。だけど彼女の反応はここからそう遠くない位置に一つ、それから街の外に向かって移動するシバを指したアイコンがもう1つ出ているのだ。
そんなことは同じ人間を2分割しない限りは起こりえない⋯普通なら。
「⋯たぶんあの子ったら首と胴体に別れてるみたいね?」
「デュラハンだからね!まずは合流しないと何もわからないな⋯。」
☆☆☆
近い方の反応はそこをすぐ曲がった裏路地からだった。
そこに足早に向かった俺たちが見たのは⋯
目を回して文字通り木箱の上に転がったシバだった。
「ヒッ!!⋯さびさにそれやられると心臓に悪いんだ
「ダイモンちゃ~ん、軽く悲鳴あげたの誤魔化せてないわよ?」
「うっさい!それよりシバさんだよ!おーい!生きてますか!」
「⋯うーん⋯。」
「おっ、反応はある。」
「⋯リンパのマッサージはもういいわよぅ⋯次はオイルでお願いねぇ⋯?」
「⋯お腹いっぱいとかはよくあるパターンだけど。」
「一応家に帰ればお嬢様だからね⋯シバぁ?アナタ身体はどこいったの??」
そう、そこにいたのは彼女の首だけだったのだ。
傍から見れば転がる生首だ、いくら知り合いでも久々に見れば一瞬おぞましい⋯。
「むにゃむにゃ⋯んぅ?ベルチェ?あと五分⋯。」
「このお馬鹿騎士!!いつまで寝てるんですの!!」
「ひうっ!?」
ベルチェの一喝でその場で飛び上がるシバ(の首)。今どうやって飛んだんだ?まあ、最初に出会った時から浮いてたか⋯。
「⋯ベルチェ!?え、それにダイモン?おはようございます。」
「変なとこ育ちがイイわよねアナタ。ボディはどうしたのよ?」
「え?⋯あ!無い!⋯ん?でもなんか誰かに運ばれてる感じするな?」
「お馬鹿!拐われたんじゃなくって!?」
「はぁ⋯今日はゆっくりしたかったんだけどな。」
首なしのビキニアーマーを拐うようなニッチな人攫いいるのか⋯?
久々のデュラハンネタ⋯!




