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閑話2 ブロッシア姉妹の家探し

本編でも二言三言しか喋らなかったあの子のモノローグになります。

僕はナツ・ブロッシア。ツバサとハルと一緒にハスター大陸から来た魔法剣士だ。

ややあって故郷に帰れなくなった僕達だけど、親も冒険者をしてることもあって特に悲しい訳では無い。どうせ今も夫婦揃って世界のどっかを旅してるんだろうし。

ん?よく喋るなって?僕は人見知りなだけで独白は得意なんだ、口に出して喋らないだけ。


ツバサはあの魔王みたいなヒューマンと一緒に住みたいらしいけど僕らまでお世話になったらおじゃま虫。なので今日は姉と一緒にこうしてストレーナの街でおうち探しだ。


「なるほど、暫くの間ストレーナを拠点にして活動したいのですね~。わかりました、ギルドからオススメの寄宿舎を紹介しますか?」


ストレーナギルド【千尋の谷】。

ここは五月蝿くて苦手だな⋯料理は美味しいんだけどなんでギルドなのに男向けレストランみたいな雰囲気なんだろう、、、正直不快。


「わあ、ありがとうございます!どんな所なんですか?」

「ギルド職員の寮を兼ねてる所なんですが三食お風呂付きで⋯お部屋は一緒の方がいいですか?それなら月々これくらいのお代金に⋯。」

「はぁ、イタクァは物価が少しお高めなのかしら?ご飯はなしでもう少し⋯。」


姉とギルド長さんの話はなんだか長引きそう。なので僕はそこらのお店を物色することにした。

実は可愛い物好きなのでアクセサリー屋でも冷やかしにいこう。


「いらっしゃいませぇ~あらあらあら、バフォメットの娘なんて珍しいですわね~。この大陸ではあんまり見ない種族だものねぇ~。あ、あら?もういいのかしら?またいらっしゃってくださいねぇ~。」


ゆっくり見たいのに店員が鬱陶しい、やめやめ。

仕方ない、なら装備でも⋯。


☆☆☆☆☆


⋯武器。


☆☆☆☆☆


⋯⋯。お菓子。


☆☆☆☆☆


ふく。


☆☆☆☆☆


なんだか街全体焼きたくなってきた。なんでこんなにセールストーク過剰なのこの街!!僕はゆっくりウインドウショッピングしたいだけなんだから話しかけるな!!

とりあえず移動中に声をかけてきたミノタウロス族のナンパ野郎は風魔法で吹き飛ばしたので少しスッキリ。

はぁ、、、こんなに落ち着かない街は初めてだよ、おっきい町ってみんなこうなの?

と、悪態ついてても仕方ない。なにしようかなぁ⋯とボーッと歩いてると向こうから姉が来た。


「ナツ!こんなとこにいたのね。⋯どうしたの疲れた顔しちゃって。」

「んーー、お店疲れた。」

「仕方ないわね、じゃあツバサを誘ってご飯にしましょうか?確か今日はダイモンさん達と日用品を買いに行くって言ってたし。」

「ん、そうする。」


結局住むところは例の寄宿舎を値切りに値切ってダイモンの名前まで出してかなり安くしたらしい。さすがハルは頼りになる⋯それにしてもあんま喋らなくてもこの姉はホント察しがいいので助かる。


「どうしたナツ。人と話しすぎて疲れたか?」

「ん、そう。」

「しゃあねぇなぁ、ほらオレが癒してやっからこいこい。」


ツバサと合流した後は僕が嫌なことあったのを察してくれたらしく、あぐらに乗せてよしよししてくれた。やはりこの特性座椅子は最高だ。うなじには究極の柔らかさの枕までついてる。僕が疲れてるのに気づいてくれた時、ツバサはいつもこうして癒してくれる。言葉なんていらない、こうしてる時間こそが最高なのだ。


むふぅ。

読者諸兄もこの気分おわかりになるであろう。

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