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第四話 初めてのクラスはヒモでした

ポイポ〇カプセル?なんの事ですかね⋯?

俺がこの異世界アザトースに降り立ってから一週間が経った。

え、早く街に行ってイベント起こせ?だってさ⋯。


「ダイモン!このテレビという妖精の箱は楽しいな!劇から旅行にアニメ?なんでも見れるぞ!」


我が家には二人目のニートが爆誕していたのだ!帰れ!!


「いいじゃないか、アタシはお金払ってすごーい風呂にメシをもらってるんだから。」


そうです、俺はヒモデビューです。なんてこった、、、


「そうじゃなくてだな!俺も港町に行ってみたいから案内しろって言ってんの!!」

「え~、街まで危ないし明日にしようぜダイモン。アタシ今日はラーメンっていうの食べてみたいな!」


ちょうどテレビではお昼のメシナンデスがやっており、今日はオークのような芸人が人気ラーメン店の食レポ中だ。コレステロールの宝石箱は食いたくないぞ⋯。


「太るぞあんなモン⋯俺はどうせなら寿司がいいな。」

「スシ?ダイモンが好きなのでいいぞ!」

「よし、じゃあ俺が最高の出前寿司ってやつを教えてやろう!!」


再びスマホから寿司を注文、金はあるんだ特上にしよう。

そしてやはり一瞬で豪華な寿司桶が現れ、財布からはお金が消えていく。⋯これ器はどこに返せばいいんだ?


「おお、これが寿司なのか!?まるで教会の絵を描いてあるガラスみたいに綺麗だ!!」

「おお、いい食レポじゃねえか!この赤いのがマグロでオレンジ色がサーモン。」

「この赤い真珠みたいなのがいっぱい乗ってるのは??」

「それはサーモンの卵のイクラだ。プチプチして美味いゾ!」

「ぱくっ⋯たひはに!!噛み潰すとなんか濃いつゆが出てきて甘ずっぱいご飯に合うな!」

「そして寿司にはこの醤油がよく合うんだ、ちょこっとつけて食べてみろ、ちょこっとだぞ?」


と、小皿に醤油を出してやるとアクセはおっかなびっくり鰆の握りに醤油をつけて口へ。


「ほむぅ、これも美味しい!!」

「白身魚に行くとは中々通だな、よし俺も食うぞー。はぁーウニ最高!やっぱ高いウニはちがうなぁ。」

「これこれ、この白いのが特に美味い!辛味ともよく合うし甘さが濃くって!」

「イカって言うんだぞ。甘いのが好きならこれかな。」

「生でシュリンプが食えるのか!?モグモグモグ⋯うん、さわやかな甘さ!うまい!」

「んー、やっぱ寿司にはアサリの味噌汁だなぁ、これも注文出来るとか神だな!」


数十分後。

漆塗りの桶は俺たちの食欲に蹂躙され、そこに残っているのは食べられないバランだけであった。

やはりゴールデンな皿は鉄板だな、そこそこいいネタ使ってる⋯げふう。


ん?


ちがう。


「二回目だけどそうじゃなくてだな!」

「そんなにストレーナに行きたいのか?仕方ない⋯魔力のチャージはダイモンに任せたからな?ごちそうさまでした。」


はい?

そう言い残したアクセはさっさと家の外に出ていき、、、なにか投げた。


ボンッ


ソレから破裂音と煙が吹き出して⋯晴れたあとにはそれまで無かったはずの黒塗りのドアが出現していた。


「これはドッカンドアと言ってだな、いにしえの魔族さまが作った魔道具だ!魔力をためて行きたいところを思い浮かべるとそこに行けるドアが出てくるんだぞ。」

「⋯女神さまの鍵のパクリか。」

「パクリってのはわからんが悪い意味なのはわかったぞ⋯。悪いところはチャージにそこらへんの人なら1ヶ月はかかることだ。」

「下位互換じゃねーか!でも俺ならすぐ溜まるんだろうな。」


次回、ようやく家を出ます。

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