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第三十五話 Mamazon万能でした

最近密林からプラモしか届きません⋯

「ダーリンさん、いいですか?」

「ん?どしたのクラちゃん。」

「クラちゃん⋯///あ、えっとですね、シバさんとベルチェさんとお話しまして、一旦バーゼまで帰ろうかと思いまして。ダンジョンに挑むにしてももう一週間ですので。」


あれから俺たちは久々の我が家で自堕落に過ごしていた。

アクセたちはもちろんとしてシバに至っては俺がMamazonで買って取り寄せたジャージに感銘を受けたらしくすっかりジャージ騎士になっており、説明が無ければただのアメリカ人が日本に染まりきってしまったようにも見える。

みんなに一番反響がよかったのは下着で、特にクラーシタが楽になった胸元に喜んでいた。

そういやダンジョンに挑戦してから数日経ったな、アレはクリアとは言わないだろうけど。

実際やったことといえば一階からいきなり最上階に跳んでサーモを仲間にしてセーフエリアに行って⋯帰ってきただけでは⋯?


「あ、もしかして俺達も行方不明扱いされてるんじゃ?」

「そうなってるかもしれませんね⋯なので一度ギルドに顔を出されたほうがいいかもです。」

「だよなぁ⋯仕方ない、報告は大事だもんな。一旦エリーさんとこに行こう。」


アクセとモスタ、エレンは残してサーモと俺を加えた五人でギルドに戻ることにした。

ちなみにシバはギリギリまで着替えなかった。


☆☆☆☆☆


数分後、バーゼの街の路地裏。

適当な壁に我が家の玄関のドアが現れ、俺たちを通してすぐに消える。


「便利なもんじゃなぁ。」

「いっそギルドに直接繋げはいいんじゃねぇか?」

「だからアホシバですのよ、そんなことすれば狙ってくるのがいるでしょうよ。まあ、ダイモンちゃんしか使えないなら問題ないでしょうけど。」

「観光地ほどヤカラは多いから気をつけましょう。」


「して主様よ、ギルド長とやらにはどこまで話すつもりじゃ?」

「うーん、魔族ってこと以外は言おうかと思う。サーモのこともな。」

「わらわの部屋が荒らされるのは嫌じゃが⋯まあ、辿り着けぬじゃろ⋯それならOKじゃ。」

「この世界でOKって初めて聞いた気がする⋯。」


「エリーさんいるー?」

「あ!ダイモンさん!!生きてらっしゃったんですね!!よかったです⋯。」


ギルドに入った途端、エリーさんが走り寄ってきて抱きつこうとしたのだろう、それは俺にくっついたままだったクラちゃんに阻まれたのだった。


「セーフエリアにいた冒険者さんたちの話でダイモンさん達は塔の魔女に拐われたのではと聞いていたので、無事で何よりです。」

「塔の魔女??」

「はい、ほぼ踏破された大きな樹の塔ですが未到達ポイントもまだまだあって、どこからか現れる魔女に出くわすとPT全員神隠しにあったりそうかと思えばダンジョンの外に放り出されたりアンポンタンにされたりと噂が絶えません。」


後ろから何回かわざわざ声に出して「ギクッ」と聞こえた、可愛い。


「ちなみにエリーさんはティターニアって知ってる?」

「ああ、お話に出てくる妖精の女王さまですよね?それがどうかしましたか?」

「いや、いいや。」

「それで今までいったいどちらに?」

「ああ、30階くらいまでは進めたんだけどそっから迷う仲間もいてセーフエリアから探索してたりしたんだ。」

「まあ!皆さんご無事なら何よりですが。」


エリーさんはティターニア、サーモが塔にいたことすら知らないみたいだ。それなら適当に切り上げよう。

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