第三十三話 迷宮探索の打ち上げでした⋯ん?探索したっけ?
戦闘描写の少なすぎるダンジョンだった⋯
間を置いてしまいすいません!連載再開です!
上の下程度の一般家庭に生まれた俺の家はごく普通のどこにでもあるような三階建ての一軒家だ。最初祖父母も住む予定だったのか、部屋だけは多い程度なので読者諸兄もイメージはしやすいと思う。風呂とトイレはもちろん別だし、一番上の俺の部屋にはエレベーターにロフトなんてステキ空間もある。
もっとも普段から住んでるのは俺とダークエルフのアクセ、アラクネのモスタに猫メイド奴隷のエレンというギャルゲーみたいな取り合わせなのではあるが。
異世界の人々から見れば見たことのないものばかりだろう。
「ダイモン様は普段からこのような素晴らしいお住いにいらしたのですね!」
「初めて見るもんばっかだな⋯せせこましいけど必要なものはきっちり揃ってる感じだ。」
「ま、魔道具だらけじゃないのこれ!?カデン??独特な名前ねぇ⋯。」
「随分変わった家じゃのう⋯魔族の家とはこういうものなのか?」
初めての日本のお宅訪問にリアクションは三者三様だ。
頼むから住み着かないでくれよ⋯。
「じゃあ久々に日本のメシでも食おうか!」
「おー!アタシラーメンがいい!」
「沢山人いるんだから寿司がいいんじゃないか?」
「だんな様、生の魚がダメな方もいるのでは?」
「じゃあ⋯ピザ?あ、オードブル取ればいいんじゃないか。」
さっさとスマホを起動するとデリバリーサイトの肉料理メインの大きめのオードブルを注文する。そだ、適当にパンも何種類か頼んどこう。
そして決定。途端に二つ繋いだテーブルの上にポンポンと料理がこれでもかと盛り付けられたでかい皿が現れ、横にパンの盛り合わせも出てくる。
「⋯ダイモン、何やったんだ?いきなり料理が出てきたぞ!?」
「シバ、お行儀悪いですわ!それにしてもこれも魔道具ですの??」
「そんなもんだよ、この家でしか使えないけど。」
「空間限定魔法のようなものでしょうか⋯それにしてもいい匂い⋯。」
いつの間にか台所でスープを用意したモスタとエレンが器と大きな鍋をもってきた。
小難しい話はメシの後にしよう。
「ささ、温かいうちに召し上がりましょう。」
「スープも沢山あるにゃー、たんと飲むにゃー!」
「「「いただきます!」」」
「鳥の唐揚げおいしー!」
「これはシュリンプですの?こんな新鮮なものをフライにするなんて豪勢な⋯モグモグ。」
「似たようなパンは食べたことあるがなんというか、質が全く違う⋯柔らかくて美味い!」
「見覚えのある料理も多いですが味の次元が違いますね⋯!ダーリンに尽くすにはやはり料理の腕も鍛えねばということですね!ハグハグ。」
クラーシタちゃんの押しの強さはどっから湧いてくるんだろうか⋯やはりこのメンバーにおいても群を抜くあの乳か、そうなのか。
そして食後はエレンの意外な特技、デザート作りスキルに舌鼓を打つのであった。




