第二十三話 お昼ご飯でした
ふだんもですが少し短めです
お昼。
もう一時過ぎくらいだろうけどみんな集まって食堂へ。
種族としては珍しいヒューマン俺、ここまで特にエルフと仲悪そうには全く見えないダークエルフのアクセ。
今日になってから離れようとしないアルビノアラクネのモスタとそれを楽しげにからかうメデューサのベルチェ。
ベルチェにアメジストにされたワーキャットのエレンはそろそろ腰くらいまでは元に戻ったんだろうか⋯。
シバは案内についてくれたクラーシタちゃんとみんなの料理をとってきてくれた。⋯保母さんの素質でもあるのかな⋯。
メニューは牧場で取れた羊系の魔物のラムチョップ香草焼き、それからホルス乳をたっぷり使ったシチュー、チーズフォンデュにモッツァレラトマト、石焼きピザに大きなオムレツまである。
⋯もっともこっちの世界での料理名は知らないけど。
「じゃあいただきまーす。」
「いただきます⋯とはなんだ?」
ここでギルドぶりに声をかけてくるシバ。
「あー、ダイモンの田舎のメシを食べる前のあいさつらしいぞ?」
「そうそう、俺の故郷では料理の素材にも生命が宿ってると考えてるんだ、だから全ての命に感謝して、いただきますの略。」
「教会に属している私たちは主神に食べれることの感謝を捧げてから食べますよ。」
「あの長ったらしいやつか?アタシ達は魔族様にだけどそれよりは短いぞ。」
「私たちは教会流だ。」
「シバはデュラハンのいいとこの家だもんねぇ。」
「あ、あの皆さん、冷めちゃいますのでいただきませんか?」
「「「あ。」」」
「「「いただきます!」」」
あとは皆思い思いにパクつき始める。
やっぱり町中の飯屋よりこういうところの方が美味しく感じるのはどんな世界でも共通なんだなぁ⋯これがホルス乳か⋯うん、コクを感じるのに後口スッキリで美味しい、牛乳より美味いかと言われれば⋯うん、牧場で飲む牛乳って市販品よりかは美味しいじゃん?そういう感じ。
⋯?なんでクラちゃんは俺見て頬を赤らめながら下向いてるの??
「クラーシタちゃんどうかした?お腹痛い?」
「いえそういう訳じゃ⋯ただ⋯それがボクから絞り出されたミルクじゃないかと思うとなんだか⋯ゾクゾクしてしまって⋯!」
⋯引っ込み思案かと思ったらとんでもない爆弾投下してくる⋯!
アクセとシバは仲良くホルス乳を吹いた。飲もうとしたグラスをそっとテーブルに置くモスタ。
「だんな様に好意的な子ってなんか変な子多いような⋯。」
「ブーメランって知ってるモスタ?」




