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第十九話 この世界の石化はパワーストーンでした

新キャラ登場!

アンケートの結果メデューサになりましたとさ

この日、俺たちの塔への挑戦は⋯くだらない理由だがまた一日先送りになったのだった。


「きゃああああああああああ!!!エレンさんが、エレンさんが!!!」

「⋯見事なまでに宝石のアートなのだな。」

「パワーストーンってやつかな、、、アメジストってのがこんなんだった気がするけど⋯。」

「さすが博識なのねぇ貴方。」


こうなった経緯を語ろう。

バーゼ滞在二日目、とてもいい天気。


この日、エリーさんに紹介を受けたというメドゥーサの女の子がギルドの俺たちの部屋を訪ねてきて⋯いつもの如くベッドに潜り込もうとするエレンと中の俺を見て、


「エレンちゃーん?朝から元気すぎじゃなーい?」

「ギニャーーーーーー!!!」


モノクルを外した彼女と目が合ったエレンが前述の通り紫の水晶の彫像に変わった。

ビームが出たようにも見えたな⋯大丈夫なのこれ?


メドゥーサ。

金髪に混ざって頭から生えた無数の小さな蛇とピット器官を備えた額の赤い宝石、チロチロと伸びた舌にラミアのような巨大な蛇の下半身を持つ亜人種⋯この子は足があるけど。特殊能力として最も有名なのはゴーゴンの瞳(石化魔眼)だろう、目を合わせるとか目から光を放ってとかで対象を石化する。


「エレンちゃん奴隷になったんだって?だからってギルドから誰か来るって分かっててそれは無いんじゃなーい?」

「モスタ、石化って解けるんだよね?」

「解毒で出来ますよ~、はいどーぞ。」


モスタのプリーストスキルなんて初めて見た⋯元々こっちの才能はある子らしい。

が、頭から首元まではすんなり戻ったもののそこから先はじわりじわりと解けていくそうだ。毒の治療と違い無理に早く解こうとするとひび割れてしまったりするらしい。


「なんかアチシこの格好既視感ありますにゃー。それにしてもベルチェ姐さん久しぶりにゃ。」

「自虐ネタ⋯!」

「まーたアンタは悪い癖が出たのね⋯。自己紹介遅れました⋯私はギルドの依頼で来ました、ベルチェ・フォーンと申します。見ての通りメドゥーサです。」


くるっとその場で回ってみせると二本の足は光を帯びてラミアらしい下半身に変わった。


「亜人種は体格が大きいものも多いので普段はこうやって人みたいな足にしてます。あ、、それと私は祖母がエルフであとはラミアですので特殊な種族なのは私だけですねぇ。」


クォーターか⋯それにしてもいろんなハーフエルフがいるもんだな⋯クォーターエルフ?


「大昔と違って今時のエルフは寛容ですから。それこそ魔族さまに導かれていた頃なんて他の種族に会うことすらなかったそうですわよ?」

「ふんふん、なるほど。」

「そうだ、俺たちホントは今日塔に挑戦しようと思ってたんだけど今日中には治らないんだろ?」

「ん?エレンもパーティメンバーだったの?それは悪いことしたわね⋯。」

「だから塔に行く代わりにここらへんを案内してもらえないかな?君さえよければだけど。」

「あら、ナンパかしら?いいわよ、お姉さん罪滅ぼしに少し付き合ってあげる♡」


そう言うと俺にしなだれかかってくるベルチェ⋯。

大きな胸を腕に押し付け、髪のヘビは頬をぺろぺろ舐めてくる。


「ダメですよベルチェさん!旦那様はその⋯一人のものではありませんから!」

「あら、なかなか大胆な発言じゃない?」


モスタはモスタで逆の腕を胸に挟み抱きついてくる⋯。

ここが天国か⋯?


「幸せそうなとこ悪いけど遊びに行くなら早く行きたいぞー⋯。」とだらけるダークエルフ(アクセ)

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