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第十七話 それはただのレジャーランドでした

これでアトラクションじゃなきゃ神々しい都市なんだろうけど⋯。

ウェルカムようこそバーゼパーク!

ここはエルフを基本としたいくつかの種族を中心に出来上がったエルフの都です。魔力スポットでもある大きな木の塔ダンジョンが中心にあるおかげで温泉にも恵まれ湯治にももってこい!美味しいごはんと豊かな温泉をお楽しみください。

他にも狩弓体験に幼バイコーンやホルスタウロスにふれあえる牧場、無害スライムを使ったウォータースプラッシュ、ローラーコースターなどお子様も大喜びの施設もたくさんご用意して皆様の来園をお待ちしております!

親類一族こぞってお集まり下さい!マスコットのエルエルちゃん(ゆるキャラ)に会いに来てね!!(パンフレットそのまま)


「完全にレジャーランドだこれェ!!?」

「だんな様、これはデートですかね?」

「遊ぶぞー!!」

「アチシは温泉に行きたいのにゃ。」

「レジャーランドですよ?エルフの里。」


最後に答えたのは俺達の乗る馬車で御者をしてるお姉さん⋯お姉さん?

恐らくドワーフなのだろう、ヒゲや筋肉こそないが背が俺の半分ほどしかないのにしっかり引き締まった体で馬を扱っている。

それにしても⋯金髪に長めの耳とエルフみたいな特徴も多いな?


「バーゼは私の故郷でもあるんですけどねー、お土産品はやたら高いんで中央広場の近くでは買わない方がいいですよ、それなら塔の裏側の方がまだ安いですね。」

「お姉さんはドワーフ?エルフ?どっちにも似てるような。」

「ご名答!私の両親は父がエルフで母がドワーフなんですよ。なので私はハーフエルフになりますね~。」


気軽に答えるってことはハーフに対しても差別なんか無いんだろうな。


「家に帰るたびにイチャイチャしてるの見せられるのでこうして御者なんてやってるわけです。母さんも私と身長変わらないので合法ロリですよまったく。」


⋯なんでそんな言葉ばっか浸透してるんだろう⋯俺以外に日本人がいるんだろうか?


「なのでエルフに近しい方がいればぼったくりに会う心配も薄いと思いますよ。分け隔てもないですが年寄りになればなるほど大昔の魔族サマに従っていた威光みたいなもん出してくる阿呆もいるかもですが。」

「エルフの年寄りって見た目で判断つく?」

「ほぼ無理かもですね~鑑定スキルでもないと他人からは正確な年齢なんてわからないと思いますよ。私だって今年で67歳なんですから。」

「アクセ、お前何歳?」

「48歳だぞ。」

「マジかよ!?」

「だんな様のいた場所ではどうだったかはわかりませんがこの世界では年齢など誰も気にしませんよ?だんな様の人族は珍しいですが短命の種族でも二百年はゆうに皆生きますから。」

「そんなもんか。まあそれがここの常識ならな。」


とそんな話をしていると行き先にとても大きな木がが見えてきた。

まさにあれが【巨大な樹の塔】なのだろう⋯、まさに天を突くような大きさだ。


「懐かしいな!実はアタシも住んでたことあるんだぞ⋯って聞いてないなダイモン⋯。」

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