予告その③
大介「その③って付いてるけど、初めてだからね!? なんでサブタイで嘘つくの!!」
フリ「いやいや、その①その②と来たらその③しか無いじゃんか」
遊李「前二つともタイトル違うけどな」
燈悟「て言うかそもそも、『あの約束』メンバー全員帰ったし一人もいないし、これもうタイトル詐欺じゃないかな?」
フリ「知らん! そんなことは知らん!」
遊李「横暴だなぁ…………」
フリ「さあ竹井大介、予告だ予告」
大介「ああ、結局やるのか…………ゴホン」
◆◆◆◆
『それはアンタが持ってていい剣じゃない!』
『俺は見知らぬ百より、大切な一を救いたい!』
『私は、君の味方だよ、いつまでも』
『ねえ、【ブレイブ・サーガ】ってゲーム、知ってる?』
『何よりも可哀想なのは、勇者だと思うんだ。だって、自分の進路を自分で決めれらなくて、勇者になることを義務付けられているから』
『僕はもう、あんな思いはしたくないんだ!!』
『間に合った………今度はちゃんと、守れた………っ!』
『あなたは、誰?』
『僕は名も無き―――…………
――――ただのモブキャラさ』
◆◆◆
大介「以上です」
フリ「ちょっとまて…………いや、ほんとちょっと待て」
大介「はい?」
フリ「はい? じゃない! なんで全部セリフのなんだよ!」
大介「ダイジェスト風にした方が面白いかと思って」
フリ「せめてあらすじとか入れような?」
燈悟「…………すげぇ、あのフリムンがツッコミやってる」
遊李「あいつ、中々やるじゃないか」
大介「えー、ネタバレになるじゃないですかー」
フリ「さっきのセリフにもちょいちょいネタバレあったよ!!」
大介「わかりましたよー、全く」
◆◆◆
過去の悲惨な出来事がきっかけで、前世の記憶とこの世界の事実を思い出し、そして圧倒的な力を手にいれた少年は、もう二度と、あんな悲しい思いはしないと誓う。
そして少年は今日も顔を、名を隠し、ひっそりと世界を救う。
これは、そんな一人の少年と、少年が出会った仲間たちが織り成す、ドタバタ青春アクションコメディー。
〈名も無きモブから始める勇者のサーガ〉
乞うご期待!!
『―――もう二度と、失いはしない』
◆◆◆
フリ「真面目じゃねぇか!!」バキィ
大介「なんでっ!?」
フリ「もっとふざけろよ! 無駄にハードル上げんなよ!」
大介「えぇー…………」
遊李「相変わらず理不尽だな」
フリ「まあいいさ、これで勘弁してやろう」
燈悟「ならさっきのパンチはいったい…………」
フリ「それじゃ、次作『名も無きモブから始める勇者のサーガ』をよろしくお願いします。
まあ、いつから投稿するかはわかりませんけど。
…………うし、解散!」
遊・燈・大『おつかれっしたー』
フリ「そう言えばハードルってさ、高ければ高いほど潜りやすいよね?」
遊・燈・大『お前ホント、最後の最後になんて事言ってんの!!』
こんな駄文にお付き合い下さり、ありがとうございました。
それではまたいつか。
「ハードルとは潜るものである(キリッ」