打ち上げその①
「あの日交わした約束を」を読んでない方にはなにが何だかわかりません
読んだ方にもわかりません(ぇ
作者にも(ry
カル「えー、皆さん、本日はお日柄も…………良いのか? どうなんだろ? とりあえず、そんな中集まって頂き、誠にありがとうございます。
えー、本日を持ちまして、オレ達の出演作品、『あの日交わした約束を』がとうとう…………」
マル「はいはいはい、カルマの長い話はすっぱ抜いて、乾杯!」
一同『かんぱーい!』
カル「ああ! マルカてめえ! ま、いいか。みんなお疲れかんぱーい!」
◆◆◆◆
カル「しかし、なんかあれだな」
マル「うん?」
カル「本編終わった途端、雑になったな。台本方式だし」
マル「まあそう言うでない。ここはアレだ、基本的に雰囲気崩壊とメタ発言の場だからな」
カル「そういうもんか?」
タタタッ!
ヒナ「カ、ル、くーーーん!!!」
カル「あ、ヒナt……ぐほぁ!」
マル「おー、中々に見事なヘッドバット」
カル「ぐふ…………げ、劇中のキースを彷彿とさせるじゃないか」
ヒナ「そんなことよりカルくん」
カル「いやあの、ヒナタさん? オレ今、今朝のご飯をリヴァース仕掛けたんですが」
ヒナ「そんなことよりカルくん」
カル「あれ!? コピペ!? ガン無視!?」
ヒナ「なんかね、向こうでお話があるんだって、いこ?」
マル「なんだ? カルマの公開処刑か?」
カル「なんで!? オレなんかしたっけ!?」
マル「カルマうるさい。行くぞ」
スタスタスタ。
カル「えー、なんかもう、なんか、えー…………」
スタスタスタ。
ルル「来ましたわ! メインキャラ来ましたわ! これでかつる!」
カル「いきなりぶっ飛んでんな、ルル!!」
シン「カルマ君だ! 囲え!」
一同『ワーーー!』
カル「え、ちょ、いきなりなん…………」
フィス「胴上げだぁぁぁあ!!」
一同『ワッショイ、ワッショイ!』
カル「え? な、何?! ………よ、よし。
ふ、ふふふははは! いいぞもっとオレを敬え、称えろ! 愚民ども!」
神谷「今すぐブン投げろぉお!」
一同『ワッショイ!』
カル「あ、ちょ、まっ…………ぎゃぁぁぁあ!」
カル「正直すまなかった。調子乗ったと思ってなくもない」
シン「全く、本編が終わったからって、テンション上がりすぎだよ? あー、父親として恥ずかしい」
カル「一番始めに楽しそうに号令かけてたあんたに言われたかねえよ!?
ていうか、そもそもオレいつの間にツッコミ要員になったの!?」
梶原「え、今更?」
佐伯「そうですね…………あ、ルルさんの初登場シーンからですね。相当前です」
カル「おかしい…………だって、この【設定集(爆)】には、『桐久保狩魔、主人公。クールなイケメン。クールにボケるボケ要員の皮肉屋』ってあるもん!!
ボケ要員ってしっかり明記してあんじゃん! でもオレ皮肉とか無理だからね!? しかもなんだよ(爆)って!! 爆笑なの? 爆発なの?」
キース「爆死ですね」
カル「怖っ! 【設定集(爆)】こっわ!!」
シン「二章からはクールのクどころかCの文字も見当たらなかったしね」
マル「カルマ、お前にこの名言を教えてやろう」
カル「お、おう。嫌な予感しかしねぇが、ドンと来い」
マル「『初期設定とは、ガン無視するものである』by作者」
カル「ガン無視かよ! おのれフリムン!」
マル「そうだな。まず初期設定に私いないし」
カル「たしかに」
ヒナ「私ヤンデレだし」
カル「そうだな」
フィス「俺、仲間になるっぽかったし」
カル「え? 嘘!? …………あ、ホントだ」
ルル「わたくし達姉弟に至っては、本当にポッと出も良いところでしたし」
カル「マジかよ…………良くそれで最後まで出れたな」
ルル「あのクz……作者に気に入られました」
カル「あー、なんかそんなこと言ってたな。(言いかけてたことは聞き流そう)」
マル「他にもなんかいろいろな変わってるっぽいしね」
カル「かー、こうして見ると、凄まじく穴だらけだな」
一同『……………………』
カル「え? なにこの沈黙。オレなんか言った?」
フリ「…………反省会」
カル「え? 誰?」
フリ「反省会だバカヤロオオオオ!」
バキィ!
カル「謂われ無き暴力!?」
フリ「作者が正義だ!」
カル「輪をかけて理不尽だ!」
マル「それでフリムンよ、反省会とはなにをするのだ?」
フリ「えっと、まず土下座してもいい?」
カル「いきなりどうした!?」
フリ「色々、ほんっと色々、スンマセンッでしたぁぁあっ!!」
ズザァァア!!
佐伯「おお…………見事なジャンピングトルネードスライディングデスロール土下座!」
カル「いやもう訳がわからん」
フリ「まずはい、第一章のRecollection:12に出てきた彼女! 高木ミゾレにじゅうはt……ぐふぁあ!」
ミゾ「フンッ!! …………はいはーい、皆のアイドル、永遠の18歳、高木ミゾレでーす」
遊李「アイ…………ドル?」
燈悟「…………え? 18歳?」
ミゾ「んー? ゆうくん、燈悟くん、何か言ったー?」
遊・燈「「ぼくらなにもいってないよ」」
大介「それで、彼女がどうかしたんですか?」
フリ「いや実はですね、彼女、本来なら最後の最後までオール出演する予定だったんですよ!」
神谷「は? いやいやいや、だって一回しか出てないでしょ!? 多分これ見てる人みんな忘れてるよ!?」
フリ「だから土下座してんだろが! 主人公!」
バッキィ!
カル「ぐふぁ!! なんでオレ!?」
フリ「うるさいオレが神だ!」
カル「えぇー…………」
フリ「いいか!? このお方はな、オレが子供の頃に考えた完全ボツ作品のヒロインだぞ! 言うなればフリムン小説の初代ヒロインだぞ! 貴様ら頭が高い! 平伏せ! 傅け!」
ミゾ「フリムン?」
フリ「はい! スンマセンした!」
遊李「え、まって! その作品ってアレだよね? オレと燈悟がW主人公だった奴!」
燈悟「アレ完全ボツなの? リメイクは? 救いは?」
フリ「うるさい黙れ主人公ども。慈悲は無い」
燈悟「あっれ? オレら初代主人公なのになんかミゾレと扱いが違う!」
遊李「理不尽だ!」
フリ「黙らっしゃい! 主人公に人権など無いわ!」
遊・燈・カ「「「うわ、断言しやがった! このクズ!」」」
ミゾ「はいはい、続き行きましょ?」
フリ「あ、はい。…………ふう。それでな、一応彼女が出てる作品もバトルものだったから、色々とカルマやヒナタにアドバイスとかさせる予定だったし、遊李と燈悟が出てきたときには再会させようとしてたの」
遊李「結局会わなかったな」
ミゾ「しかも主人公とヒロインだから、遊くんと恋人同士のはずだったのに…………」
マル「だったのに、気がつけば行き遅れのみそじ…………あだだだだ! 頭潰れる!」
燈悟「久しぶりに見たな、高木のアイアンクロー」
カル「ま、マルカぁぁあ!」
ルル「それで、話は逆行しますが、どうして彼らの作品はリメイクしないんですか?」
フリ「できるか! あんなの!」
ヒナ「なんで?」
フリ「だってお前、アレ考えたのいつだと思ってんだ!」
ヒナ「いつなの?」
フリ「中二」
ヒナ「え?」
フリ「中二。中学2年生」
ヒナ「あっ(察し)」
梶原「一番迸ってる頃ね」
フリ「なんだよ、主要キャラ11人って…………しかも最初からだぞ? 男も女も含めて主要11人だぞ? どんだけ団体行動好きなんだよ…………オレ自身は団体行動が苦手だってのに」
佐伯「それは…………多いですね…………」
フリ「しかもアレだぞ? 能力もアレな感じでアレだからな…………なんだよ、『闇より深き真のダーク』って…………」
カル「いやそれアンタが考えたセリフじゃないよね!?」
フリ「うるさいよ。なにが『願いを諦めない想いを間違えない』だバカめ」
カル「それはアンタだよね?! セリフ考えたの!」
ルル「それよりもフリムン様? 他にも謝るべき人がいますわよね?」
カル「え? まだいるの? 誰?」
ルル「彼女ですわ!」
フリ「あっ…………」
セン「お久しぶりでございます。わたくし、インデリア家所属のルル様専属メイド兼ボディガードであり、そこの作者に忘れ去られたセンセリア・カシアと申します。尚フルネームを出したのは本編を含めて二回目です」
キース「登場自体も二回目だよね、センさん」
マル「あんなド派手な登場したのにな」
フリ「(汗)」
カル「おい見ろよ。【設定集(爆)】にこう書いてあるぜ
『センセリア・カシア。通称センさん。ルルの専属メイドで、唯一の人間戦闘員。レイピアの扱いはキースの上を行き、並の魔人程度なら圧倒できる』だって」
フィス「うわマジか…………あ、しかもなんか、オレと互角に闘えるらしいぞ」
カル「人間最強じゃねぇか」
フリ「(滝汗)」
マル「そしてお前はそんな強キャラの存在を忘れた訳だ。言い訳を聞こうじゃないか」
フリ「いや、あのえっと、その…………ですね」
セン「はい」
フリ「正直いなくても普通に物語進むし、あれ以上味方増やしたら余計こんがらがって訳ワカメになってエタりそうだったので仕方なく!
反省はしてる! 後悔は無い!」
セン「そうですか」
フリ「そうなんです」
セン「なるほど、本音は?」
フリ「ガチで忘れてました。てへっ」
セン「ふむ…………
―――――遺言は、以上ですね?」
フリ「え、ちょ、まっ……………………あっ」
◆◆◆◆◆◆
【―――見せられないよ―――】
◆◆◆◆◆◆
フリ「あ、危なかった…………何かに目覚めそうになってしまった…………隠された力とか」
マル「あの場合は隠された性癖だろうな」
フリ「まぁ、とりあえず、これらが一つ目の反省点ね」
カル「多いなぁ…………」
フリ「よし、疲れたから一旦休憩しよう。また次話で続きやるから」
一同『はーい』
カル「ふぅ…………あれ? これ打ち上げだよね? みんなでドンチャン騒ぎする場だったよね?
……………………どうしてこうなったorz」
なんだろう。凄く楽しい。指が面白いほどに進む進む。