風呂戦争
風呂場2匹と行く
私 (猫って水とか苦手だよな)
桶にお湯を入れる
私 「おいで」
白猫に手招きをする
白猫 「ニャ」
白猫は毛繕いをする
私 (そりゃあ言葉は通じてないよな)
私 「少し抱えるよ」
白猫に手を伸ばして抱える
白猫は特に嫌がることも無く私に持たれる
私 (最初は足先からでいいのかな)
白猫の足先をゆっくりとお湯に浸ける
白猫は最初驚いたようにこちらを見たが特に暴れたりはなかった
私 (割と大人しいなこの子)
顔が埋まらないようにゆっくりと猫をお湯に浸ける
白猫 「ニャー」
私「気持ちいいかい?」
ゆっくりと体の毛にお湯をかける
私 (やっぱり割と汚れてたな)
お湯が泥や毛などで汚れていく
黒猫 「ニャー」
後ろで黒猫がこちらを見ていた
私 「君もこの後入れるから待ってね」
黒猫 「ニャー」
黒猫はお湯を張っていない桶に向かいとんとんと叩く
私 「待っててねお願い」
黒猫に声をかける
無意識にも人間に言うかのように声をかけてしまっている
私 (本当は動物用のシャンプーがいいけどないからとりあえず普通のでいいか)
私「綺麗にしていくね」
白猫の体にシャンプーをつけて体を洗う
私 (泡立たないな)
白猫を洗うがなかなか泡立たず、毛に付いている汚れがどんどん出てくる
私 (寄生虫とか居ないといいけど)
何回か白猫を洗うと徐々に泡立つようになり、出てくる汚れが減ってくる
私 (この子はメスか)
シャンプーをしている間に性別を確認する
私 (黒猫がオスなら色々考えないとな)
シャンプーを洗い流す
私 (最初に比べれば見違えるように綺麗になった)
桶のお湯を変えると白猫はお湯に浸かる
私 (気持ちよさそうに浸かるな)
黒猫「ニャー」
私「ごめんごめん次は君の番だよ」
黒猫を抱き抱えて足先を入れる
黒猫「ニャ」
お湯に黒猫の足先を入れると黒猫が鳴く
私 「嫌だった?」
慌ててお湯から離す
黒猫 「ニャー」
黒猫がこちらを見る
私 (どうしようかな)
黒猫を抱えたまま見つめ返す
私 「もう一回だけ試してみようか」
もう一度足先をお湯につける
特に黒猫が暴れることは無かった
私 「嫌じゃない?」
黒猫 「ニャ」
黒猫が返事をする
私 (この子私が問いかけるとそれに合わせて鳴くんだよな)
さながら返事をしているようだなと考えながらお湯をかける
白猫 「ニャー」
私「あ、出る?」
1度クロネコを桶から出して
白猫をタオルで拭いて水を落とす
私「ごめんねもう少しだけ待っててくれる?」
黒猫の方にむくとこちらをじっと見ていた
私 (なんか威圧感というか申し訳ないな)
心の中でも謝りながら白猫の水を落としていく
私 (ドライヤーも動物用を買わないとな)
ドライヤーの弱をかけて白猫の水をきちんと乾かす
私 (めっちゃ綺麗になったし真っ白な猫だったんだ)
白猫を見て驚く
最初は小汚い毛で絡まっていた
洗って乾かすと綺麗なふわふわとした白い毛並みだった
黒猫 「ニャ」
背中を叩かれる
後ろを見ると黒猫がこちらを見ていた
私「あぁごめんね 始めようか」
黒猫をシャンプーで洗い始める
私 (この子もやっぱり汚れてたか)
お湯を見ると汚れが溜まり、泡は立たなかった
私「これから綺麗にするからね」
黒猫「ニャ」
白猫と同じく何回かシャンプーで洗う
最初は泡立たなかったが徐々に泡立ち、汚れも減っていった
私 (この子もメスか)
シャンプーをしながら性別を確認する
私 (とりあえず去勢とかはしないで良くなったな)
シャワーをかけて泡を流す
私 (この子もだいぶさっぱりしたな)
私「綺麗になったよ」
黒猫 「ニャ」
お湯を張り替える
黒猫はそこに入ってお湯に浸かる
私 (2匹とも水は平気なのかな)
白猫 「ニャー」
私 (ん?)
後ろを見る
白猫が置いていたシャツに入っていた
私 (可愛い)
黒猫 「ニャ」
黒猫が桶から出る
私「出る?なら拭こうか」
黒猫をタオルで水を拭いてドライヤーで乾かす
私 (この子は毛並みしっかりしてるな)
ドライヤーで乾かし終わると黒の毛並みでピチッと整った毛並みだった
私 (この子達は色といい毛並みの質といい真逆だな)
白猫はふわふわで黒猫はすらっとした毛並みだった
私 「疲れた」
思わず声が漏れる
猫たちのお風呂で既に体力が無くなる
私 (体力めっちゃ使った)
私「よいしょっ」
立ち上がる
黒猫と白猫はこちらを向く
私 「とりあえず水飲んでそのあと掃除しようか」
浴室を出る
二匹は着いてくる
ちなみにこの2匹に寄生虫はいません。