表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/37

久々の料理

キッチンにて


アンナは再び後ろから私に抱きつく


私 「なんというか随分大胆だね」


アンナ 「ご主人コハクに抱きついてたしいいかなーって」


私 「いや、いいけど」


アンナ 「んふふ」


アンナは私の首あたりに顔を擦り付ける


私 (くすぐったい)


冷蔵庫を開く


野菜はそこまでなかった


アンナ 「あ、キャベツあるなら千切りにしましょうよ」


私 「千切りキャベツか」


アンナ 「細かく切ればいいので割とやりやすいですよ」


私「なら作るか」


まな板と包丁を取り出す


食器もいつの間にか洗い直されてピカピカになっていた


私 (いつの間に)


驚いているとコハクが自信満々に言う


アンナ 「錆びてたり色々やばかったので1度手入れし直しましたよ」


私 「ありがとう」


アンナ 「さすがに料理中は危ないので離れますか」


アンナは私から離れる


私 「キャベツは半分くらいでいいかな」


アンナ 「ですね」


手を洗った後にキャベツを取る


私 「なら半分はラップに包もうか」


包丁でキャベツを2等分する


アンナ 「ラップに包むのはやりますね」


私 「ありがとう」


キャベツを水で洗う


そしてキャベツを千切りにしていく


アンナ 「おー」


私 「なに?おーって」


包丁で切りながら話す


アンナ 「いや、少し分厚いけどそれでも普通に猫の手とかできてるし意外だなーって思って」


私 「インスタントの揚げ物とか切る時にね」


アンナ「あぁ、なるほど」


とんとんと包丁を下ろしてキャベツを切る


私 「そういえばさ」


アンナ 「どうしました?」


アンナは私の隣で手を後ろで組んでキャベツを見ている


私 「私の事噛んだ?」


アンナ 「っ」


風呂場の噛み跡


それについてアンナに聞く


アンナ 「見えてましたか」


私 「うっすらね」


アンナ 「マジですか」


私 「まじだね」


風呂場で見た噛み跡


薄かったからパッと見では分からなかった


しかしよく見ると噛み跡があった


私 「あれは何?」


アンナ 「怒りませんか?」


私 「理由によるかも」


アンナ 「うぁ」


アンナはうなだれる


私 「まぁ、悪いものじゃないなら怒らないよ」


アンナ 「本当ですか?」


私 「ほんとほんと」


アンナ 「いや、なんというかご主人があんなにその気にさせる言葉を言ったのが悪いというか」


途端にアンナは早口で喋る


アンナ 「本当はダメだと思っても私たちが欲しい言葉や行動をするのが行けないしそれでここに居ていいとか言われたらもうダメになりますよそれに」


私 「アンナ?」


包丁を置いてアンナを見る


アンナ 「っ すいません」


私 「いや、いいんだけど本当に何をしたの?」


アンナ 「えーと」


アンナは目を逸らして言う


アンナ 「分かりやすく言うならマーキングを少し」


私 「え?」


アンナ 「いや、だってご主人がここに居ていいとか優しく言って他の人と違って私たちにあんな優しいことするからですよ?」


私 「なんかごめん?」


アンナ 「だから私たちの物ってちゃんとしたくて」


私 「というかマーキングって具体的に?」


アンナ 「ご主人の血を吸って私たちの血を入れました」


私 「まじ?」


アンナ 「はい」


たんたんとアンナは告げる


アンナ 「だからご主人体に変化はなかったですか?」


私 「変化?」


思い返す


別に耳やしっぽが生えたりすることは無かった


私 「あ」


思い返して気がついた


私 「マーキングしたのってさっき?」


アンナ 「ご主人が寝た時ですね」


私 「体が軽くなってる」


起きた時にいつもよりだるさがなかった


アンナ 「やっぱり何かしら影響出るんですね」


私 「もしかしてアンナとコハクの過去の夢を見たのも」


アンナ 「多分マーキングしたからだと思いますよ」


私 「なるほど」


アンナ 「あ、ご主人も私にマーキングします?」


アンナは服を下ろして肩を出す


ツルツルと綺麗な肩だった


私 「ちょ」


アンナ 「噛み付くだけでいいので簡単ですよ?」


私 「え、いや大丈夫」


アンナ 「そうですか」


少しガッカリした様子で服を戻す


私 「というか抱きついてきたり肩出したり恥ずかしいとか嫌とかないの?」


目線を逸らして再び包丁を持つ


そしてキャベツを切り始める


アンナ 「え?ご主人以外には死んでも見せませんし触ったら殺しますけど」


私 「いや、私にもだよ」


アンナ 「ご主人は別にいいですよ?」


当たり前のことを言うように言う


アンナ 「だって嫌だったらあんな抱きついて胸押し当てたり肩見せたりしないですよ」


私 (やっぱ押し当ててたんだ)


顔が熱くなる


アンナ 「ご主人照れてますね」


ニヤニヤとこちらを見る


私 「そりゃあね」


キャベツを切り終えて包丁を置く


アンナ 「まぁ、コハクも私もご主人に対しての好感度は高いどころかMAXですよ」


アンナは食器を取り出す


私 「そんな好感度上げてない気がするけど」


アンナ 「まぁご主人がそう思うなら私とアンナはチョロイんですよ」


食器を受け取って盛り付ける


私 (ちょろかったら他の人からもチョロいのか なんかヤダな)


思わずムッとしてしまう


アンナ 「ご主人」


アンナは私を抱きしめて引き寄せる


頭を抑えられて耳元で呟く


アンナ 「私とコハクはご主人だけのですし私たちが離れたくないので大丈夫ですよ」


私 「え?は?」


動揺をしてしまう


アンナ 「大体ご主人以外の人間は汚らわしいので」


アンナは私を離す


そしてケタケタと笑いながらインスタント麺の袋を開ける


私 (めっちゃびっくりした)


心臓の鼓動が早くなる


耳にゾワゾワとした感覚が未だに残っている


アンナ 「ご主人?」


ニヤリと目を細めてこちらを見る


私 「え?」


アンナ 「私たちはご主人にちゃんと居て欲しいですしちゃんとご主人の元に居ますからね」


私 「うん」


私 (居て欲しいな)


カチッと電気ケトルのスイッチの音が鳴る


お湯が沸いた


アンナ 「というか耳元でつぶやくだけであんな動揺するなんて本当に女慣れしてませんね」


アンナはカップ麺にお湯を注いでいく


私 「女とは無縁の人生だったからね」


アンナ 「なら良かったです」


私 「良かったの?」


カップ麺をお盆に乗せる


アンナ 「いや、私たちで染めれるなって思いまして」


私 「随分怖いことを言うもんだ」


アンナ 「ふふふ」


アンナは千切りキャベツにポン酢をかける


私 「一気に距離近くなったね」


アンナ 「気を使う必要が無いので」


アンナと一緒にリビングに晩飯を持っていく


コハク 「おかえりー」


コハクは漫画から目を離す


コハク 「カップ麺?」


アンナ 「ご主人の作った千切りキャベツ付きですよ」


私 「切っただけだけどね」


机にカップ麺と千切りキャベツを並べる


コハク 「お兄さん、料理覚えよ?」


私 「んー 気が向いたら?」


コハク 「なら気を向かせるね」


アンナ 「箸とかもあんまないので明日買いに行きませんか?」


私 「行かないとね」


料理と食器を並べ終える


私、アンナ、コハク 「いただきます」


挨拶をして食べ始める


私 「明日大学終わったら買い出し行こうか」


カップ麺を食べつつ話す


コハク 「そうだね」


アンナ 「とりあえずスマホ欲しいです」


私 「あー」


私 (スマホの契約って時間かかるよな)


私 「明日契約するけど時間かかるし別々に買い出し行く?」


アンナ 「えぇー」


アンナは不満そうな顔をする


コハク 「せっかくならお兄さんと買い出し行きたいな」


私 「んー」


私 (少し調べるか)


スマホを取り出す


そして調べる


私 「あ、オンラインSIMなら行けるかも」


スマホとSIMカードがあればオンラインで契約できるらしい


アンナ 「ならそれでお願いします」


コハク 「アンナ、今スマホないよ?」


アンナ 「あ」


アンナは目をキラキラと輝かせていたがしゅんとした顔になる


私 「今は」


時計を見る


午後九時だった


私 「このあと散歩いこうか」


アンナ 「どこへです?」


私 「ゲーム屋」


カップ麺を食べ終わる


コハク 「なんでゲーム屋に行くの?」


私 「最近のゲーム屋には中古のスマホがあるからね」


コハク 「なるほど」


アンナ 「なら今から行きましょう」


私 「うん」


お盆に食器を乗せてキッチンに持っていく


私 (とりあえずスマホを買って契約だけすればいいか)


食器を洗う


私 (というか名義どうしようかな 私だけの名義で新しくふたつ契約しなきゃいけないけど)


続いてカップ麺の容器を水でゆすいでゴミ箱に入れる


私 (まぁいいか)


アンナ 「終わりましたか?」


私 「ちゃんと洗ったよ」


アンナ 「なら行きましょう」


アンナはワクワクとした表情をする


私 「待って、財布だけ持つわ」


財布とスマホを持つ


私 「行こうか」


コハク 「行こ行こ」


3人で玄関を出る


私 (鍵は一応しとくか)


鍵を閉める


私 「じゃあい」


アンナとコハクを見る


2人は何かを見ていた


マンションの外


道路の一点を見ていた


2人の顔はどこか険しく


何かを睨んでいた


私 「なんかあるの?」


アンナとコハクの見ていた方を見る


普通に人通りがあった


コハク 「あ、なんでもないよ」


コハクはいつもの穏やかな顔に戻る


アンナ 「ご主人行きましょうか」


アンナに手を引かれる


私 「え、うん」


アンナとコハクとエレベーターで1階に降りる


アンナ 「これまでスマホを持ってなかったので楽しみですね」


私 「そうなんだ」


コハク 「私たち人間の姿でいることも少なかったからね」


私 「へー」


1階に着く


私 (ここから五分くらいか)


スマホで店の場所を調べる


そこそこ栄えているのでそう遠くはなかった


歩きながら調べていると右手を握られる


私 「え?」


右を見る


アンナが手を握っていた


アンナ 「どうしました?」


アンナは平然とした顔で言う


私 「いや、なんでもない」


顔が熱くなる


私 (手汗かかないといいけど)


コハク 「え、私どうしようかな」


アンナ 「手は貰いましたよ」


コハク 「んー」


コハクはスマホを持っている手に腕を組んで来る


アンナ 「な」


コハク 「ふふ」


アンナは驚いたような


コハクはニヤニヤとしてやったりという表情を


私 「歩いてもいい?」


アンナ 「いいですよ」


むーっとした声で答える


スマホを持っている手を下ろして歩く


私 (なんだか恥ずかしいな)


コハクは鼻歌を歌いながら


アンナは少しむーっとして


私と歩く


私 「視線がすごい」


アンナとコハクはかなりの美人だ


どちらかのみと歩いててもかなり目立つ


それなのに2人と


手を繋いで腕を組んで歩く


目立たないわけなかった


コハク 「良かったね両手に花だよ」


私 「まぁそうだね」


私 (2人とも割とガンガン距離近づいてるな)


アンナ 「ここからどのくらいですか?」


私 「五分くらいだよ」


アンナ 「ならすぐですね」


3人で並んでゲーム屋に向かう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ