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ちょっとした変化

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アンナ 「おー さっぱりしましたね」


アンナはこちらに来る


私 「やっぱ変わる?」


アンナ 「なんというかブサイクからフツメンになりましたね」


私 「単刀直入すぎない?」


アンナ 「別に誤魔化したり嘘つく必要も無いので」


私 「まあそうだけどさ」


アンナ 「それに誤魔化してご主人が変わらないよりちゃんと言ってご主人が格好よくなる方がいいでしょう?」


私 「そう言われたらそうだね」


アンナ 「だからご主人が格好よくなるために私たちは厳しく言うんですよ」


私 「なるほど」


コハク 「というかアンナ服開けるの終わった?」


アンナ 「終わりましたよ」


アンナは私の前に服を持ってくる


アンナ 「とりあえず今日はこれを着てください」


アンナが出した服はTシャツとジーパンだった


Tシャツは深緑でダボッとしているがシワはなくアイロンでかけられていた


そしてジーパンも濃い青でゆったりしているが穴あきではなく普通のジーパンだった


コハク 「お兄さん着て!!」


コハクはワクワクした声で言う


私 「分かった着てくるよ」


服を持って風呂場に向かう


私 (割と黒パーカー以外着ないから緊張するな)


風呂場に入ってTシャツとジーパンを着る


私 (サイズは問題ないな)


鏡を見る


いつもはシワシワの服に髭やもみあげなどボサボサの姿だった


今は髭やもみあげは手入れされて服も清潔感がある


髪はいつもと変わりないがそれでもいつもと違っていた


私 (高校以来だなここまでちゃんとしたの)


少しテンションが上がる


私 (アンナとコハクが格好よくいて欲しいって言ったしまた服とか色々手を出そうかな)


髪を切った時


新しい服や化粧品を買った時など


無性にテンションが上がる


今はその状態になっていた


鏡の前で顔をまじまじと見たり


立ち姿を変えて服を見る


私 (なんかいいなこういうの)


アンナ 「やっぱご主人は前のよれた服よりこっちの服がいいですね」


私 「っ!!」


体が強ばる


足元を見る


アンナがいつの間にか居た


私 「いつの間に?」


アンナ 「着替え終わった時に入りましたよ?すぐ戻るかと思ったらご主人がポーズ決めたりしたので」


私 「居たなら言ってよ」


アンナ 「邪魔したら良くないかと」


私 (恥ずかし)


思わず顔が赤くなる


コハク 「おーやっぱヨレヨレの服よりこっちの方がいいね」


コハクも風呂場に入る


私 「そう?」


コハク 「うん めっちゃいいよ?」


アンナ 「ですね 前の覇気がない格好より断然格好よくなってます」


私 (お世辞でも嬉しいな)


私 「ありがとう」


アンナ 「いえいえ」


コハク 「ふふふ そういえば時間は平気?」


私 (あ)


スマホを見る


そろそろ家を出ないといけない時間だった


私 「そろそろ行かなきゃ」


アンナ 「準備はしてますか?」


私 「教材だけ持っていくよ」


慌ててリビングに行きカバンを持つ


私 (今日は3時間分だから割と長いな)


教材を入れる


私 (これとこれでいいな)


コハク 「お兄さんちゃんと行ってね?」


私 「大丈夫だよちゃんと行くから」


アンナ 「寄り道はしちゃダメですからね?」


コハクとアンナは私に詰め寄って離す


私 「分かったから大丈夫だよ?」


玄関に向かう


アンナ 「少し不安ですけどまぁいいです」


コハク 「あ、あとお兄さん」


私 「ん?」


家を出る直前に呼び止められる


コハク 「楽しみにしててね?」


私 「え?」


コハク 「ふふふ行ってらっしゃい」


コハクはニヤニヤとした声で


アンナ 「行ってらっしゃいご主人」


アンナは淡々とした声で


私 「行ってきます?」


言葉の意図が読み取れない


しかし時間がなかったから家を出た


私 「あ、家の空調とか食べ物とかは好きにしていいからね?」


私 (変に遠慮されて熱でやられたりしたら困るし)


コハク 「なら言葉に甘えちゃうね」


アンナ 「ダラってやりたいことしてますね」


私 「ん」


私 (心配はなさそうだな)


私 「行ってきます」


コハク、アンナ「行ってらっしゃい」


挨拶をする


滅多にしてこなかった


私 (久々というか小学校以来かも)


何となくふわふわした気持ちで大学に向かう




私 (眠い)


大学に付く


私 (帰りたい)


既に涙目になってしまっている


帰りたい


服を変えて最低限整えた


それでも不安は拭えない


私 (でも視線を感じないな)


いつもなら大学に来ると視線を感じていた


悪い方の嫌な目だった


しかし今はそれを感じなかった


私 (やっぱマイナスがゼロになったのかな)


いつもの席に座る


すると視線を感じる


私 (やっぱか)


いつもの席に座ると視線を感じる


いつもと風貌が変わったからか


気付かれなかったのかもしれない


ちらりと周りを見る


私 (あれ?驚きの方なんだ)


何人かは目を見開いている


そして目が合うと目をそらされる


私 (これからはめんどいけどちゃんとしよ)


スマホを取り出す


私 (あ)


ゲームの通知が溜まっていた


私 (最近忙しかったからな)


ココ最近ゲームをできていなかった


私 (ログイン消化するか)


ゲームをやり始める


私 (にしても昨日一昨日だけでだいぶ変わったな)


何回も考えてしまう


それでも更新される


それだけ変化が大きすぎる


私 (アンナとコハクがいなかったら変わってなかったな)


全てを投げ捨ててた


どうでもよかった


面倒くさかった


けど今視線が減った


というよりも無関心になっていた


マイナスがゼロになっていた


私 (前の状態には戻れないな)


今までみたいになれるかと聞いたら多分無理だろう


それにアンナとコハクにわがままを言われた


かっこよくいて欲しい


何かを望まれることもなかった


しかし今は前向きになれてる


私 (というかこの人強いな)


今はカードゲームで対戦をしている


私 (1日数回対戦しないといけないのしんど)


「…」


私 (ん?)


どこかから視線を感じる


顔を上げてみる


横の方だったから


私 (よく気づいたな私)


ちらっと見る


3人組の男がこちらを品定めするように見ていた


私 (あれ?)


どこかで見たような気がする


しかし思い出せない


私 (気のせいか)


興味が無くなる


私 (あ、負けた)


少し目を離していた


その隙に負けてしまった


私 (まじか)


あの3人組に心で舌打ちを打つ


私 (いや、目を離したの私だけど)


そうして時間は進んでいった



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