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悪夢

今回は少し人によっては不快だったり見るのがしんどいという人がいるかもしれません。家族との不和、いじめ、引きこもりに関しての話なので見る際は注意してください。


端的に言ったら主人公の男の悪夢の話です。

夢を見る


昔の夢だ


高校の虐められてた頃


教室に入る


私 (今日もまた花瓶か)


乾いた笑いが出る


周りをちらっと見る


ニヤニヤとした歪な目線がまとわりつく


私 「はぁ」


ため息が出る


そして花瓶を教室の後ろの棚の上に戻す


今日も一日が始まる


嫌な一日が


机に座って教科書をしまう


私 (ん?)


机の中になにか入っていて教科書が入らない


中のものを取り出す


【消えろゴミ野郎】


私 (古典的な)


罵詈雑言がびっしり入った紙が入っていた


持ってきていたコンビニの袋に入れる


私 (毎日処理するのめんど)


机のものをなくしてスマホをいじる


私 (このゲームつまんな)


周りは私がスマホをやり出すと興味無さそうに目線を話す


私 (もうそろそろしんどいな)


「挨拶ー」


教員が入ってくる


なんも信頼のない教員


見て見ないふりをする教員


そんな人間になんの興味もわかなかった


私 「権限だけあるのめんどいんだよな」


周りが幸せそうに青春を送る


私は今日も笑わずに居る


場面が飛ぶ


今度は家だった


私 「…」


帰ってきてリビングに向かう


母はこちらを一瞥した後に興味無さそうにスマホをいじる


冷蔵庫を開ける


ラップにかけてある焼きそばが入っていた


私は焼きそばを持って自室に向かう


いつも通り会話なんてなかった


ご飯を作って家事をすればそれでいいでしょと言わんばかりの姿勢


いつからか会話はなかった


父も同じだ


いてもいなくても変わらない


通帳にはいつも通り金だけ入っていた


1度父が帰宅した際に聞いたことがある


私 「なんで私がいないように振る舞うのに金は払うの?」


父 「お前が何か言ったら面倒だからだ」


面倒


いつもそう言う


そうして私も面倒になる


その後はいつも通り会話は無い


多分親として最低限の役割を果たしているのだろう


保身のためだ


何かあった際の


たから小遣いとしてそこそこの額の金を払う


それが父親のやることの全てと言わんばかりに


私は自室に入ってパソコンをつける


私 (今日は何しようかな)


適当に動画サイトを見る


今日も1人で過ごして眠りにつく


また場面が切り替わる


私 (あ、無理だ)



登校しようと部屋から出ようとした時に


体が動かなくなった


あっさりと


しかしはっきりと


心が折れた


そんな音がしたと錯覚したように体が動かなかった


私 (これはダメだな)


行けないと直感的にわかった


動悸が激しくなる


行かなければ


分かっていてもダメだった


体が動かない


母にメッセージを入れる


「今日行けません」


既読がつく


返信は無い


私 (これはダメだ)


ベットに横たわる


この日に私の心は完全に折れた


場面が変わる


一人暮らしのために引越しを終わらせたあと


書類の不備で1度家に帰ることになった


母と父に合わなければならない


私 (しんどい)


足が重い


心の底から父と母に嫌悪感を感じている


私 (さっさと終わらせるか)


家に入る


母はスマホをしていて父はテレビを見ていた


私 「これ」


父 「ん」


母は無言で


父は一言返事をして書類を書く


私 「ありがとう」


父 「お前から感謝を聞くとは驚きだな」


私 「まぁ一応ね」


私 (感謝は無いけど)


父 「まぁ金入れておく あとは関与しない」


私 「そ」


書類を回収する


父 「もし誇れることが出来たら帰ってこい」


父が私に声をかける


父 「その時はお前より有効活用してやる」


私 「…」


父 「野垂れ死ななきゃなんでもいい」


そう言ってテレビに視線を向ける


母は相変わらず何も言わずスマホを触っている


何も言わずに家を出る


私 (誇れることが出来たとしても帰るわけないだろ)


帰りの足取りは軽かった


私 (ゴミ虫が)


場面が変わる


場面が変わる


場面が変わる


これまでの人生を夢の中で振り返る


救いは1個もなかった


誰も見てくれなかった


誰も救わなかった


久しぶりに悪夢を見た




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