説教を受ける
アンナ 「とりあえずご主人は頭撫でてください」
ベットに乗るなりアンナは言う
私 「いいけど」
アンナの横に腰掛けてアンナの頭を撫でる
コハク 「というか随分大胆なことをしたねー」
コハクは私の膝の上に乗る
コハク 「お兄さん私も撫でて?」
私 「ん」
反対の手でコハクを撫でる
私 (2匹の撫で心地って割と違うんだよな)
アンナの毛は絹みたいに滑らかでサラサラしている
コハクは逆にふわふわしていてぬいぐるみみたいな感触になっている
私 「コハクえーとね」
コハク 「あ、お兄さんが離れた時から起きてたから話は聞いてたよ?」
私 「そうなんだ」
コハク 「うん 正直私も少し怒ってるよ?」
コハクはこちらを見るが少し圧を感じる
私 「ごめんね」
コハク 「それは何に対してのごめんね?」
私 「怒らせたことに対してだね」
コハク 「いいけどお兄さんは私がなんで怒ってるかわかる?」
私 「っ」
分かっていなかった
正直検討がつかない
私 「ごめんわかんない」
コハク 「やっぱり」
コハクは呆れたように言う
コハク 「お兄さんは私たちを救ってくれたのにそんな態度とられて罪悪感感じられたら悲しいよ?」
アンナ 「そうですよご主人」
私 「けど」
気まぐれだった
後ろめたかった
私は二匹を救ったという感覚はあまり無かった
気まぐれに付き合わせた罪悪感が湧いていた
コハク 「けどじゃないよ?」
コハクは私の口をしっぽで塞ぐ
私「ング」
当てられてる
それだけなのに何故か喋れなかった
コハク 「いい?私たちはお兄さんに救われたしお兄さんは救ったのこれは事実なの」
アンナ 「それで私たちはご主人に恩返しをしたいのだから諦めて?」
私 (諦めてって)
喋ろうとするが喋れない
アンナ 「なんなら私たちは無理やりでも恩返しするので」
コハク 「まぁ正直嫌がることはしたくないけどここに居たいのもあるしねー」
アンナとコハクの圧が少し強くなる
こっちを見ているだけなのにその場から逃げたくなる
恐怖心が煽られる
コハク 「まぁ、諦めてねお兄さん」
コハクの尻尾が口から離れる
そしてアンナとコハクの圧が消える
私 「まぁ、アンナとコハクがそう考えてるならいいけど」
アンナ 「最初から言ってますよ?救われたって」
コハク「それにお兄さん死んでないけど死んだような見た目してるからね」
私 (それに関してはあながち否定できないな)
コハク 「後、手が止まってる」
コハクは不機嫌そうに言う
私 「ごめん」
コハクを再び撫でる
私 (救われる か)
救われたかった
どこか無理だと思っていても望んでいた
けどはっきりと救うとアンナとコハクは言う
少しだけ期待をしてしまう
私 「2匹はどうやって私を救うの?」
二匹を撫でつつ問いかける
コハク 「それは簡単だよ?」
アンナ 「私たちはご主人の傍にずっと居ます」
私 「それで?」
アンナ 「それだけです」
私 「ん?」
コハク 「これからずっと一緒にいようねー?」
私 (え?)
動揺する
何か具体的な案があるのかと考えていた
しかしただ一緒にいるだけだった
アンナ 「まあ考えはあるのですがそこばっかりはまだ時間も力も足りないので」
コハク 「だからとりあえずお兄さんは私たちに慣れてもらおうって考えだよ?」
私 (確かに生活に慣れたりする時間は欲しいかも)
私 「なら わかった」
コハク 「とりあえずお兄さんは一緒にごろごろしよ?」
アンナ 「続きは私やりますから」
私 「いや、一緒に」
コハク 「お兄さんこっち見て?」
コハクのしっぽが私の肩に巻き付く
そして体の向きを変えさせられる
私 (力つよ)
アンナ 「とりあえずご主人は休んでください」
コハク 「お兄さん一緒に寝よ?」
コハクがこちらを見つめる
声が聞こえると同時に
体の力が抜ける
コハク 「言ったでしょ?勝てるわけないって」
アンナ 「不快だったり悪い思いはさせません 今は休んで欲しいんです」
私 (何されたんだ)
理解ができない
何も考えられないまま意識が落ちる




