表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

教室の窓を割ってみたくなったんだ。

俺はそういう奴だった。


読書感想文は最低5枚書かなきゃならないとしたら、4枚半は埋めて出した。


通学のために使う電車は、常に一本早いやつに乗ってた。


学校で掃除しなきゃならない時は、全ての箇所を掃除し終えたあと

、時間が余っていても、とりあえず箒でそこらを掃いてた。


長期休みの宿題は最終日に夜通しやって、翌日無理矢理出してた。


号令の時、自分だけ大きくありがとうございますとかおはようございますって言ってた。


誰も手をあげない授業で率先して手を挙げてた。


授業中、寝ないし話さないし話をちゃんと頷きつつ聞いてた。


しんどいけど、ハキハキ喋ってた。


とにかく、笑ってやり過ごしてた。


つまり、俺はそういう奴だった。


席に座ってる時、ふと目に入った窓ガラスを叩き割るまでは。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ