詩 気になる視線、木にしちゃえ
視線
視線
視線
超たくさんの視線
ピアノの発表会
ドレミ 演奏していくけれど
ファソラシド どんどん奏でていくけど
視線が気になって集中できない
視線
視線
視線が気になる
超たくさんのお客さん
そんなに見つめないで
てんぱっちゃうから
頭によぎる
ふとしたアイデア
そんなに視線が気になるなら
人間の視線が気になるなら
お客さんだとおもわなければいい
気になる視線を 即キャンセル
脳内イメージ どんどん変換
「あれは木。そう、ただの木なのよ」
自己暗示でたった数分
それだけの舞台を
なんとか乗りきれ