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■第一章までの登場人物・世界観もろもろのおさらい

※年齢は第一章時点

※第一章までのネタバレあり

■アシュレイ領及びアシュレイ家関連の人々

【ピエリス・アシュレイ】

プラチナブロンドの髪に翡翠の瞳。五歳。

『かなメロ』の王子攻略ルートにおいてのライバル悪役令嬢。

ゲーム作中ではヒロインを暗殺しようとしたところ、誤って王子が毒を飲んでしまったため、王子は一命を取り留めたものの、断罪される。

【ピエリス父　ルーウェン・アシュレイ】

ダークブラウンの髪に翡翠の瞳。三十代半ばほどに見えるらしい。

メルディア聖王国の宰相に就き、現王や先王とは旧知の仲。

【ピエリス母　ハニー・アシュレイ】

プラチナブロンドの髪に灰色の瞳。儚げ系の美人。

宰相として忙しい夫に代わり、領地の管理も行う才女。

【家庭教師レベッカ】

ピエリスの母の従姉妹。亜麻色の髪に灰色の瞳。溌剌とした美人。

酒に弱く、一口ワインを飲んだだけですぐに酔う。

【ピエリス付き侍女　エマ】

亜麻色の髪。笑窪がチャーミングな二十歳くらいの女性。

【アシュレイ家の執事　メルヒン】

アシュレイ家で使用人たちのトップに立つ執事。

【ピエリス従兄弟　ヨーファス】

ピエリスの父の弟の長男。十歳。使用人たちに威張り散らしているらしい。

【アシュレイ領】

王領の隣に位置し、西方を海に面している。

【ワーズロース】

アシュレイ領の中でも交易が非常に盛んな商業都市。

半島を有しているため海上交易路が敷かれ、定期市が開催されている時期には群島からの輸入品も豊富。

【ロークルイド修道院】

ワーズロース近郊にある修道院。孤児院を兼ねている。

【カミーユ院長】

ロークルイド修道院の院長。五十代くらいの優しげな女性。

【孤児　クリス】

ロークルイド修道院に暮らしていた少女。

紫色の髪。戦闘民族バルバラの末裔。

ゲーム作中では、ピエリス付きの侍女で、ヒロインに毒薬を盛った名前も登場しない実行犯。

■王家の人々

【王子　ハリク・ラ・メルロー】

メルディア聖王国の第一王子。金髪碧眼。五歳。

『かなメロ』の攻略対象①。

【現王　ランウェル・ラ・メルロー】

ハリクの父でメルディア聖王国の現王。

ピエリス父ルーウェンとは旧知の仲。

【王妃】

ハリクの母でメルデイア聖王国の現王妃。

ウェンディル家の生まれでレイラークの母の姉。赤髪。

【第一王女】

昨年生まれたばかりの王女。隣国パルディキアに嫁ぐ可能性が高い。

【先王】

ハリクの祖父。ピエリスの父とは育児トークもする仲。

【先王の母】

隣国パルディキアから嫁いできた王女。高齢だが存命。

■ウェンディル家の人々

【レイラーク・ウェンディル】

ウェンディル家の次男坊。薄い赤髪、ピンク色にも近く見える。

聖エレヌスの紋章持ち。五歳。

『かなメロ』の攻略対象②。

【レイラーク父】

燃えるような赤髪を持つ男性。

【レイラーク母】

ウェンディル家の生まれ、家督を継いでいる。姉は現王妃。赤髪。

【長男　リージス・ウェンディル】

ウェンディル家の長男。レイラークの兄。十五歳を過ぎていて王立ネロガン魔術院に通っている。

■イレイザ家の人々

【キャメル・イレイザ】

イレイザ家の長女。緑色の髪。五歳。おどおどした少女。

ゲーム作中ではリヒト攻略ルートでのライバル悪役令嬢。高慢ちきな性格。

【キャメル母と父】

キャメルの両親。もしかしたら厳しい人たちなのかもしれない（ピエリス談）。

■その他

【リヒト・エードモロ】

王家に代々仕える騎士を排出する名家エードモロ侯爵家の生まれ。灰色の髪に青い瞳。

『かなメロ』の攻略対象③。

【ヒロイン】

『かなメロ』のプレイヤーヒロイン。

ピンクの髪と瞳。女神メルディスの加護を持つ。

【攻略対象④　教師】

『かなメロ』における攻略キャラクター。黒髪赤眼。

■メルディア聖王国について

【メルディア聖王国】

二〇五六年もの歴史を持つ国家。

ルルベル大陸の西方に位置し、西に海、東に小国と大国パルディキアがある。

世界の創造をした女神メルディスに祝福を受けたエレヌスが建国したと言われている。現王朝はメルロー朝。

【国教　エレヌス聖教】

神の名をみだりに呼んではいけないという教えから、聖人の名を冠してエレヌス聖教とされている。食事前の祈りは必要ない模様。

【女神メルディス】

大地を創造し、あらゆる生き物を生み出したと言われる女神。

歴前にエレヌスという人間に祝福を与えたとされている。

『かなメロ』のヒロインは女神からの加護を受けている。

【聖人エレヌス】

女神メルディスから祝福を受け、メルディア聖王国を建国したとされている聖人。

【王立ネロガン魔術院】

メルディア聖王国に存在する魔法学校。魔力を持った者は入学を義務づけられている。

『かなメロ』の舞台。

【オルド辺境伯領】

ピエリスの母の生家。北方に位置している。

【メルディア聖王国の暦】

聖王歴。物語開始時は二〇五六年。

【メルディア聖王国における月名】

一月：初音（はつね）の月

二月：呼音（よびおと）の月

三月：葦春（あしはる）の月

四月：舞風（まいかぜ）の月

五月：青緑（せいりょく）の月

六月：水陰（すいいん）の月

七月：山唄（やまうた）の月

八月：清音（きよね）の月

九月：恵与（けいよ）の月

十月：錦秋（きんしゅう）の月

十一月：無音（なしおと）の月

十二月：福音（ふくいん）の月

■魔法・魔道具について

【覚醒のオルゴール】

ピエリスの父が怪しげな占い師からもらい受けたという魔道具。

ピエリス・アシュレイはこのオルゴールによって覚醒した。

【オベリスク】

空間魔法を用いた瞬間移動装置。

日時計であったりブロンズ像であったり様々なものがある。

【羽ペン】

ペン先をインクにつけなくとも無限にインクが出てくるペン。日本で言うボールペンに近い。

■世界観について

【ルルベル大陸】

メルディア聖王国とパルディキアという大国ふたつと、いくつかの小国が存在する。

【パルディキア】

ルルベル大陸東方に位置する大国。

かつてはメルディア聖王国と戦争状態にあった。今では国家間の婚姻もあり、良好な関係を築けている模様。

【群島諸国連合】

メルディア聖王国の西方、群島諸国によって構成されている。

群島料理には餃子ドックや焼きそばに似た料理も存在する。

【奏でてメロディー☆プリンス・カルテット】

通称『かなメロ』

日本にて発売された乙女ゲーム。音ゲー要素あり。

ファンからは「タイトルとストーリーが薄い」と厳しい声が上がっているものの、キャラビジュの良さと楽曲の良さからヒットした作品。発売から約十年後に最新ハードにて、隠しルートがふたつ追加された移植版が発売されている。