考えすぎると疲れる
リタ 年齢:7日
その後数日、やっと落ち着いて考えられる。最近は変なタイミングで起きるね、原因はお腹がペコペコで、なにかを食べたいから。どっちらに言いうと飲むほうが、不思議に、それだけで満足できる。
で、とりあえず目覚める前に比べて、現状を分析した。
ー めっちゃ寝る、そして視線がむやむやして、よく見えない。
ー 全く動けない、動くとすぐ疲れる、そして寝たくなる。
ー 私は小さくなった、両手で運べるサイズになった。
ー 苦しくない、病が無くなったかもしれない。
ー 喋れない、喋る代わりに泣くしかできない。あう~~~~くらいは喋れる。
ー 食べる時も、風呂に入る時も誰かがしてくれる。
以上の情報をまとめて、=赤ちゃんになった?
しかも、見たこともない景色と人がいる。
まさかの転生?嘘だろう?だって、あれは小説にしかあるお話し。転生なんで、現実逃避したい人にあげろ!私に来るな!欲しくないし、面倒だし。二度目の人生?ふざけんな!私の安寧を返せ!
人生をやり直しなんで、ただの迷惑。人生なんか嫌な思いしかいない。
ああ、文句言い過ぎて疲れてきた。寝よ。元に戻れる方法があればいいんけど。
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最近食べる量が増やした、確実に体が成長している。
目も開けるようになった、そして私を産んでくれた人が見えた。
髪は白色に近い薄い金色、どちらかというとお米の色。
彼女の髪は厚くて、多い。だからこそポニーテールにしたかな。
彼女の目もお米の色が、なかには僅かの青いがある、綺麗な水みたいな青い。
いつも優しいの顔をしている、優しい目で私を見つめる。
柔らかい声で私の名前、”リタ”と呼んでくれる。
暖かい手で軽く私の背を叩いてくれる。
…私の新しい”母”、リナ
彼女以外も他の人がいる。
一番高いの男、多分”父”のリク
深い茶色の髪と目、威圧感がある大地の色かな?
汚いし、うるさいし、すごい匂いがするから、あんまり近付きたくない。
でもすっごく元気な声、いつも子供達に愛を伝えてくれる、熱情が溢れる山みたい。
長男のリオ、いつも出かけているから、よく分からない。
偶には薄い茶色のポニーテールと強く輝く黄色の目が見える、どんな人かな?
長女のリア、リナの続き、私を世話してくれる人。
リオと真逆の髪と目。髪は柔らかい金色、そして目は黄色に近い茶色です。
私の小便を手伝って、体を洗ってくれる人。
いつも私を心配して、私から目を離さないから、よく目と目が合わせる。
まあそのせいで自分の仕事をちゃんとしないから、偶に悲鳴が聞こえる。
ちゃっかん可愛いらしい。
あとリコとりカ、リクにみてる姉と兄。
そしてリト、私の二つ上の兄。
疲れるからよく覚えないから、後でよく見よう。
おやすみなさい。
転生させたのは私、ごめんなさい。