リカの悩み、秋の終わりと冬の始まり
スタックしました。やっと書けるー。
二女、リカ視点です。
私はリカ、リタとリトの姉。今年で七さいになった。これから仕事を探さないといけないが、私はまだ迷っている。
私の家族はすごい人ばかりだ。ママは綺麗な布を作る人で、パパは兵士だし。姉ちゃんのリカは綺麗な文字を書くし、兄ちゃんのリオはパパみたいにかっこいいし。皆すごい仕事をしている。リコも、パパとリオよりすごい「ゆうしゃ」をしたいだって、楽しいそうだからきっとできると思う。
私も立派な人になりたいな、でも、私は家の皆のようにすごいじゃないし、なにをしたいのまだ分からないし、だから今は迷っているのさ。
私ね、普段素直にできないんだ。それにすぐ怒っちゃう、だから何も上手く行かないんだ。よくリコに笑われるし、私はやっぱ特長とかないのかな。本当はね、パパとリオみたいに強くなって、皆を守るへいしをやりたいだが。リコが無理と言ったから、私に向いてないかも。
でもね、私はやっぱり兵士になりたいかも、皆を守りたいからね。特にね、リトとリタよ。あの二人、なんか見ないとすぐに何かをやらかしそうだもん。二人とも私より小さいし、まだ頼りになれないから、私が守らなくっちゃ。
リトはね、すごーく真っ直ぐな子だけど、ちょっとだけ素直過ぎるね。いつもにこにこするのはいいし、ほぼ誰も嫌われてないけど。なんでだろう?あの子に物を任せるのは不安だよね。あの子にね、ちゃんとしたモデルがないと色々やらかしそう。そう、私はリトにいい手本を見せるのよ!
そしてリタ、あの子はちょっと不思議な子。あの子はいつもぼーとしてて、何を考えているよりも何も考えてないじゃない?前に学校でテストがあるけど、あの子だけ零点をとっちゃたの。そして!理由を聞く時に、ん?ってなんだよ!どう見てもテスト中で頭が空に飛んでいるだろう。それに、リタは赤ちゃんの時からほぼ声を出なかったの。今もしゃべりが少ないし、そのせいかもしれないけど、リタは何回も危ない状況に巻き込まれることが多いよね。最近は貴族のエリまで入っちゃったとか、本当に、目を外してはならない子よ。
でも、二人を見守る前に、本当に仕事を探さないとだめだよね。兵士になりたい~、だけど多分無理だよね。神様から貰った魔力も戦いと相性が良くないみたい。普通の裁縫の子が持つ「合成」と「精度」だった。なんか、全く戦士が持つ魔力じゃないし、もしかして私はママ見たいに裁縫をするべきなのかな?だからね、私は今悩んでいるの。恐らく上手になる裁縫と夢を見てた兵士。ん~。
そうだな、神様に祈る時は時を待つといいって言われたから、つまり急がなくてもいいってことかな?よくわからないね。私は機会を願ったの。夢か未来の希望を叶えために機会がほしいって。おかしいかな?もともとは強くなりたいという願いだったけど、神様はね、私の願いを変えてくれたの。このほうが私にいいだって。神様がそう言うだから、信じるしかないね。
それで、今はできることからやるしかない。リコに頼んでも譲らないけど、私も狩をやってみた。ちょっとだけ血に苦手けど、私もできるだて狩をする。そしたらせめて冬の食糧を増やすことができる。私もナイフと弓の練習にもできる。でもさー、リコからまた言われた、体力がないし、剣を持てる力もないから諦めろって怒った、金を無駄にするっても言った。
リコって、言いたいことは分かるよ。現実を見ろだろう、確かにリコが言っていることは正しいかもしれないが、やっぱりもう少し優しくしたほうがいいよ?いつもそんなことを言ったら女の子達に嫌われちゃうよ?でも私、諦めたくないから狩は任せて?
というわけて、私は今、弓で動物の頭を狙っている。
やっぱり前に出るのはリコと他の男の子達、女の私は後ろから撃つしか譲ってくれた。そして、リトとリタは私の後ろで、遊んでいる。あの子達のバスケットはもういっぱいで、あとはこの大きい豚を皆でやったら帰る。
「リカ~リカ~ちょっと遠いところで探検してもいい?リタはもういちゃったよ?」
今日は最後の秋の日で、明日からは冬になるだから、今日で狩は終わり、そして冬は誰も森に行ってはならないって。いいな、今日は最後の狩だから、少なくとも一度だけナイフで攻撃したいな。まー、小さいの子供たちを見守らないといけないけど。
「じゃ、俺も行くね?」
「うん、いってっらしゃい…って、だめ!私もついて行く、君達だけじゃ危険だ!」
つーか、リタ!またどっかでふらふらしてたな?あの子は危機感がないの?リトも、私に道を案内するならリタを止めたほうが助かるからね?
ちょっと歩いたら、リタがいた、大きい木の下で、穴を見っている…
あの穴、|蛇の穴だ。
うん。
「リタ、そこから離れろ!早く帰って!」
ん?って振り向くじゃない!
あ、蛇が出た。
…リター!だめだ、この距離じゃ間に合えない。弓を構える時間もない。どうする?どうする?とりあえずリトを私の後ろに隠れて。私はナイフと弓しかもってないよ?蛇はまだリタのことを気づいてない、でもリタも動けないし。動けるのは私とリト…
石投げている、こいつ!これじゃ蛇はこっちに、くるだろうー!
「リト、戻ってリコを呼んで。いけ!」
そうだ、投げよう。ナイフを投げば、でも外したらどうする?それ以外の武器がないよ?弓、だめだ。でも、でも、蛇がこっちに、ん~~~~やるしかねえ。体のどこかで当たったらだめ、一撃で殺すしかない、頭だ。でももう少し、私は絶対に命中する距離まで。構えろ、ジグザグの動きだ、ちゃんと動きを予想しろう。
右、左、右、左、射程に入った!右!
今だ!
投げる!
当たれー!
動きが止まった!死んでいないかわからない。とにかく、リタへ向かうのだ!弓矢を手に持ってば、そのまま武器として使える。ちょっと回って、ゆっくりと。は、リタはなんでこんなにバカなのかな。だめだ、集中して、蛇は一つと限らない。パパはいつもそう言っている、油断は家に戻ったらだ。
「リ…リタ、いいか、ゆっくりこっちに来て。音を立たないで。」
どうやらリタも怖かったみたい、涙が見えそう。でも今はリタの安全が一番だ。よし、もう少し、おいで。このまま静かにリコのところに戻るのよ。もう、ひやひやした。
このあと、リコ達もこっち来ていた、そしてから、その蛇の穴からもう一匹出た。リコ達が始末したみたい。これが私の初の戦いだった。怖かったー、でもちょっとだけ達成感がした。そのあと、パパにこの話を話してみたら、褒めてくれた。嬉しかった!
パパはね、兵士は人を守るためにあるから、私がやったことは普通に蛇と闘うよりよかったって!そしたら、リタは久々にしゃべったの、「リカ、ナイフを投げるところかっこいい。」って!すごいだろう?実はね、リオにいちゃん騎士寮で住んでいるけど、冬になったら家に戻ってくるだそうよ。帰ったら話を聞いてもらうよ!ついてに相談もしたいね、兵士になる道へ!
これで、一つは進めました。でかい豚=いのししです。
その蛇はこのあと美味しく食べられました。
次は貴族、再来です