儀式
皆が神殿の中に入ると、後ろの扉はばっと閉じられた。初めての子供達は皆ビビったが、リトみたいに二回目か三回目神殿に来た子供達は大丈夫みたい。リトは傍にいるし、手も繋がっているから、これは大したことではないみたい。でも暗いな、ちょっとの灯りが欲しいね、周りが見えないな。と思っていると、一か所だけ、明るくなった。そのには一人の青年がいた、あの人が皆が聞こえるように大きく話した。
「お帰りなさいませ、そしてようこそ神殿へ。私はウネと申します、神様から頂いた名前である。皆様はこれから神様への祈りをしていただきますが、その前に準備をしなければなりません。なお、今から皆様がこの闇の間を通して、奥にある泉へ進んでいただきます。初めていらしゃる方はご安心ください、私に付いてくれれば、なんの問題もございません。では、参りましょう。」
色々聞きたいが今はとりあえずあの人に付いて行くか。この暗いところで見失いとか、迷子とか冗談じゃねえ。それにしても、準備するならば、先にこっちを教えたら来る前にできるのに。わさわさ神殿でやることは、身を洗うのことかな?よくある聖水のもの?
んん?何でだろう?ここは暗いのに、そんなに怖くないな。むしろなんかほっとする空間だな。リトが傍にいるせい?あのウネの人が常に後ろに振り返って、私たちが付いてくれるのをちゃんと確認するせい?どちらにしろ、初めてのことだから緊張した気持ちは消えてなくなった。気持ちが楽になったせいか、周りはもう暗く見えないな。だんだん明るくなった、闇の間はつっと暗いと思ったが、そんことはなかった。それに、この闇の間を通すのは時間が掛かると思ったが、なんかすぐ泉に辿り着いた。ほかの子供達も余裕な顔をしている。
あれ、あの煩かった、自称レクリータの子、居なくなった。まさかいの短い間で迷子したの?大丈夫かな?どうでもいいけど。まずは神官っぽいの人に言っとくか。
「あの~、ひとりの子が、いない。」
「そうでしょうか、他の人を心配するお嬢さまはお優しい方ですね。大丈夫です、あの子はきっと自分にとって正しい道を選んだだけです。さ、一緒に神様に会うための準備をしませんか。先ずは体を洗って、その後は神様の物語を聞きます。」
「はい~」
迷子は正しいのは分からないが、ほっといてもいいというなら大丈夫でしょう。まずは神殿の人の言う言葉に従って、女の子の浴場に行って身を洗うが。なせか巫女っぽい人に服を着たまま入ってくださいと言われた。しかも、水が肩を越える場所に立ったまま、頭から薬草の匂いをしている水をたっぶりと流している。一時は溺れると思った。でも水はちょっと温かいからもういい。あー体がベッタベタ、しかも靴は取らわれた。なんで?
巫女の人に付いたら、出口にはたくさんの巫女が待っていた。そしたらタオルで乾かしてくれた、裸足のままだけど。出からリトは目の前に待っていた、ここの床は綺麗から靴を履いたまま来ちゃっただめーって。リトと一緒に青いカーペットに座ると。さっきのウネさんと違って別な人が話している。まー、どこにもある“神様が世界を作った”の話で、ちょっとつまんねえから寝ちゃった。リトは私を起こして立つまではいい夢を見ていた気がした。
これからはリトと別行動をしないといけない、それそれのカウンターみたいなものへ進んで、なにを登録しなければならない。どうやら、年齢によって違うものをするらしい。私のラインは早かった、ただ名前を言うだけ、そしたら何処かに行くみたい。リトにほうも早そう、この街の市民としてプロフィールを作るみたい。一番時間を掛かったのは七歳の子供達、なんか変なものを強く握って更に分類されるだらしい。
私はもう登録したから、これからは神様に会えるみたい。でかい神の石像の前にある台所に火をつけて、聖水みたいなものを一杯飲んだら、ゆっくり跪いて、両手を床に置いて、頭を下げる。これが祈りの方ですが、何処からどう見ても土下座ですね。そのあと、神様と会話できるみたい。正直に言うと、これは詐欺か、ホントのファンタジーなのか分からないが、ドキドキします。
前の子供は終わったみたいので、私、行ってきます!
この祈りのためにある礼拝堂はそんなに大きくない。小さな神社のサイズしかないです。その上、中には石像と台所と神官にしがいる。もっと大きいと思ったが、期待外れですね。ま、サイズはどうでもいいけど、私が帰れるならばいい。その神官は私が準備出来ているを見て、まるで誰かと話しているように、こう言った:
「新しい子のリタ、今、神様への辞儀とお祈りを致しましょう。膝を床に。」
ちょっと妙な気持ちだな、もうちょっと神聖な場所でやるとおもったら、まさかのしょぼ感。ま、やればいいでしょう、祈りを。とは言え、どうやって祈るだろう?こっちで願うを言いても、聞こえないじゃない?
『其方はリタで間違えはしてないな。なにか疑問か?』
んん?
ちょっと待ってください。
『またぬ、早よ答えよう。』
えええええええええ!なにこれ?
リタだけど、そんなことより!
声が、声が頭に、まさかのテレパシー?
しかも私の考えを読めた?!
『ああ、我等の前に嘘は効かんからな、それで、其方はなにを叶えたいの?やはりレクリータだから、権力が欲しいのか?』
え?私がレクリータですか?
そもそもレクリータはなんですか?教えてください。
『其方、なせ急に敬語を使い始めたんだ?まーよい。レクリータは其方たち、この世界以外から来た人の呼び方だ。【転生者】と自称したレクリータもある。』
そうですか、私以外にもいっぱい転生した人もいますね。確かに、さっきあの男の子も自分がレクリータと叫んでいましまし。でも、これで何となく色々なものを説明できるようになりました。
要するに、それそれの知識を使っている皆が転生しました。そして、皆の知識で歴史を無視して文明を強制に進みましたが、皆を持っている知識は必ず万能ではありません。被るものや、誰も知らないものや、一人で独占したい情報もあります。結果として、皆が適当な知識を出しているから、この世界に不安定な文明開化が起こるわけです。
とりあえず、レクリータはなんなのが分かりました。私はレクリータのことも分かりました。それで、私はなにをすればいいですか?
『なにも、其方はレクリータのことは特に何の問題がない。今は其方が叶えたい願いを教えるだけだ。』
じゃ、帰りたいです、帰してください。
『何処へだ?』
私は元の世界に帰りたいです。いっぱい人がここに転生したから、きっと戻る方法があるでしょう?
『出来ぬだが、例え出来たことで、其方があの世界でなんも出来ぬ。』
なんでですか?ここに来られるなら、あっちに戻れるはずさ。それに、私はあの世界でいっぱいやる事があるよ?
『其方には大きな誤解があるようだ。其方たちが来られるのは条件を果たしたからだ。転生と言うものは転移と違う。一方通行だ。』
じゃ転移はできるよね。
『できるだが、其方の肉体は時空の歪みを耐えずバラバラになって、二度死を経験する。其方はここに来られるのは転生したからだ。魂だけで来た。』
では、魂だけでも元の世界に戻れるでしょう。私、元の世界には私の元の体があるの。そこに戻れればいい、お願いします。
『それは出来ぬ。あの世界の其方の肉体はもういない。諦めなさい。』
なんでですか?
『自覚はまだしてないか?それどもただ認めたくないからわざと忘れたか。其方はあの世界で、もう死んだ。』
そろそろです。