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『とあるスキップ日和にて』 作者:???
「ふんふふんふーん♪」
いま教室内では授業中。
そんな中、あたしはご機嫌に鼻歌を口ずさみながら廊下をスキップする。
別にさぼってるとかそんなんじゃない。
単純に具合がすこーしわるくなったから保健室へ向かうところ。
けっしてさぼりではありません。
「ふふんふーん...およ?」
ある教室の前でふと立ち止まる。
教室ドアふちに吊るされた看板には『1-B』と書かれている。
この『聖・中谷学園』で知らない人はいない、かの有名な『天河彩希』くんがいる教室。
その彩希くんのとなりに座る見慣れない顔の女生徒...。
「ほへー、うわさの転校生ちゃんかー...。」
ちなみにあたしのクラスはおとなり『1-A』でーす。
たしか次ってクラス合同の実技訓練の授業だったなあ。
「にひ。イイことおーもいつーいちゃったあ♪」
あたしは更に上機嫌で廊下をスキップしながら鼻歌を口ずさんだ。
途中『うるさい!』と誰かに叱られたけど、気にしなぁーいっ♪