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1分だけ。

作者: セシリア

どうしようもなく疲れる日というのがある。

大したことはしてないけど、人と話す機会が多すぎて、もどかしい気持ちばかりが重なっていって、胸のあたりが重くなる。

それを引きずって歩くから、疲れる。

きっと胸のあたりにあるのは「心」ってもので、それが重さで引きずられているんだから擦り切れてしまうのも無理はないかもしれない。


私は、前向きに生きようって、毎日思う。

思おうとするのかもしれないけど、少しでも前を向いて、上を向いて生きたい、と思う。


でもどうやったらそう出来るのか分からない。

だから、とりあえず「今日学校終わったら明日行って、週末がくる。」って、考えて、自分をちょっとでも嬉しい思いにさせようとした。


少し楽になった気がした。


でもその後すぐに、そんなやっと前を向いてきた気持ちをへし折るようなことがあって、私のその、ちょっと嬉しい時間は、1分で終わってしまった。



でも私はびっくりした。

あ、私、まだこんな風に感じられる心が残ってた。


擦り切れて、なかった。


たった1分でも、そんな風に感じられたんだ。


これから、この1分をどう伸ばしていけるか、一生懸命その方法を探そうと思う。

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