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ページの切れ端  作者: 歌瑞
撃ち抜いたのは
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【包帯、巻いて】

【包帯、巻いて】初出20110814


!未来のおはなしなのでネタバレ感がございます!



「包帯、巻いて」


 ラグにぺたりと座って雑誌をめくっていた彼女の小さな背中に覆い被さるように擦り寄って、細い右肩の上に己の同じ肩を乗せ、一昨日縫合したばかりの傷がある上腕を提示してみせた。


 彼女は一瞬ぽかんと呆けてから、言葉に迷ったらしく唇をぱくぱくと閉じたり開いたり。

「ちょっ…、な、いつ…ば、ばかっ」

 『ちょっと』『何この傷』『いつ怪我したの』『ばか、はやく言ってよ』

 というところだろう。あまり喋るのが得意じゃない娘だが、その心の中ではたくさんの言葉と感情が溢れているのを俺は知っている。


 彼女は意味もなく両腕をわたわたさせてから、ローテーブルの下に常置されている救急箱に思い至ったようで、俺に圧し掛かられて不自由な身体をどうにか捻ってそれを引きずり出した。

「う、わあ…痛そう」

 眉を顰めるその横顔を、至近距離からじっと眺める。彼女はずいぶんと照れ屋だから、こちらが見つめていることに気が付くとすぐに真っ赤に染まり、ぷいと逸らして顔を隠してしまう。そういうところも可愛いが、奥手すぎて少々じれったい。

 だから、怪我に気を取られている今はいろいろと都合が良かった。

 俺の脚の間に自分がすっかり納まってしまっていることにも、気付いていない。思わず口角がつりあがる───にやり、と。


「消毒して大丈夫かな…、しみない?」

 エタノールを含ませた脱脂綿を恐る恐る傷に寄せ、そうっと当てる。優しいその感触はくすぐったい。

 丁寧に傷口をなぞってゆく指先と視線は真剣だ。風呂上がりの俺が上半身裸で密着していることにも気が付かないくらいに。

 そこまで真摯に案じてくれる想いと無防備さにほんの少しだけ良心が痛んだが、いい加減キ





            ⊂(゜Д゜⊂⌒`つ≡≡≡ハイここまでー!!!!!!!!




これ以上はおはなしが進んでからやっていただきたいと思います!

ルダーさんWait! 待て! オアズケ!

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