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プロローグ

初投稿になります。よろしくお願いいたします。

『砂上の楼閣』というものが現実にあるとすれば、この城のことを指すのであろうか?


人の営みが途絶えた城下町、そしてそれが支えたであろう城は、わずか7年という歳月の流れの中で、その姿を名前を完全に過去のものとして、歴史に刻んでいた。


≪水と砂の国≫≪絶対中立国≫≪神剣が統べる国≫と呼ばれ、300年という長きにわたり、このプリンシィパル大陸と人々が称する世界の中心で栄え続けた王国はもう存在しない。


砂漠の中心にある巨大なオアシスを(いしずえ)に栄えた国は、7年前、帝国という名の巨大な波に飲み込まれ、藻屑と消えた。

城に残っていた王族は全員処刑され、その中には当時8歳だった王女の姿もあったという。


≪エターニア≫この世界の言葉で永遠を意味する名を冠した王国、『砂上の城』はその名を皮肉るように、脆く朽ち果てていた。


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