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一月一日
いつもよりも早く目が冷めて、太陽が顔を出す前の空の下を歩いた。
冷え切った空気が湿気をどこかへやってしまって、今までで一番空気が澄んでいた。
ゆっくりと空気を肺一杯に吸い込んで、吐く。
息が白く染まる。
それを繰り返して肺の中空気全てを新鮮な空気と入れ替える。
田んぼに囲まれた道を歩く。
太陽が少しずつ顔を出す。
それに照らされた霜柱がキラキラ輝いていて、その上を踏むとザクザクと音を立てて割れた。
太陽が私の顔も照らして、冷たい私の頬を温める。
感覚器官のすべてがこの世界を感じ取って鳥肌が立つ。
世界は美しかった。
ここに来て良かった。
生きていて良かった。




