2話
「光先生、今日はどうするの?」帰宅中、学生と会う。
「今日は幼稚園の先生と食事会があるからドリームに行こうかな」
「ドリームのどこにいくの?」
「それは内緒。気をつけて帰るんだよ」
「光先生また明日!」
「はい。また明日―!」お互いに手を振って分かれる。
家に着いたのは3時半。仕事着を脱いで、シャワーを軽く浴びて、私服に着替える。
「流花とは7時集合だから食材の買い出しを済ませておかなきゃ」
靴を履き、ドリームに向かう。
―
「作り置きする料理といえば…はぁはぁ。なるほど。それじゃこれとこれを買って…」
ウィンドウに出ている食材をタップしていく。
「これを8時半に受け取りっと…よし、これでオッケー」
時計を見ると4時45分。流花は今日遅番だから早く来るとしても6時半だろう。
エレベーターに乗り、10階の映画館へ行く。
5時から見たい映画がちょうどあったので1時間半の映画のチケットを買い、入場する。
流花にメッセージを入れて電源を切る。
幕間が終わり、映画が始まる…
―
「いやぁ…感動した」映画館を出ると、流花が座って待っていた。
「若干メイク崩れてるから直した方がいいんじゃない?」
「あ、本当だ。化粧室行ってくるね」鏡で確認すると少しだけ滲んでいた。
「いってらっしゃい〜」
―
「流花何食べたい?」
「なんでもいいよ。食べ放題はなしで」
「夜の食べ放題は次の日に残るからちょっと…」
「適当にぶらついて良さそうな店入っちゃおうよ」
「そうだね、それじゃ5階行こうか」
「あいよ〜」
―
「それじゃイタリアンで」
「オッケー」
『身分証を提示してください』
「よっと」二人は身分証をロボットにタッチする。
『13番にご案内します』




