22話
「ごちそうさまでした!」
「お粗末さまでした」
「鈴森先生なんでもできるんですね…」
「勝手に冷蔵庫漁っちゃってごめんね」
「いいですよ、どちらにせよ遠出するなら中身減らさないとって思ってたので」
「本当に何もなくてびっくりしたけど」
「まぁ…買い物してなかったので」
「そろそろ時間だけど、顔作らなくて大丈夫?」
「あ…もうこんな時間か…今作ってきます」
「それじゃこれ片しておくから」
「ありがとうございます」
―
「ヒーカー」
「ヤッホ」
「うわ、珍し」
「久々に会ってそれはなくない?」
「いやだって、学生時代から寝坊助だったじゃん」
「そうだっけ…」
「それでそちらさんが先生仲間の?」
「そそ、鈴森先生。看護師の資格を持っている保健室の先生」
「なんかちょっと妖艶」
「それはわかる」
「えっと…」
「この小さいのが一香、幼稚園の先生。流花とは別の場所だけど」
「よろしくお願いしまーす」
「小動物みたいね」
「それで運転席にいるのが流花です。ってここは面識はあるのか」
「前一緒に呑んだ時にね」
「あれ?美亜は?」
「助手席で寝てるよ。昨日遅くまで仕事だったらしくて寝かせよ」
「寝かせるなら後ろの方がいいと思うけど…」
「ほら、後ろの方がうるさくなるかもしれないから」
「それでこれで全員?」
「あと二人乗せるよ」
「あー…だからこんなに大きい車なんだね…」
「どうせならみんなで遊んだほうが楽しいだろうしね」




