19話
『えー皆さんが優秀なため、3分ほどで全員集合できました。さすがです』
「みんな静かですね」
「静かにしていれば先生の話が長引かないことをみんな知っていますからね」
『それでは特に言うこともないので気をつけて戻ってください。あとは先生方にお任せします』
「それでは3年生の一組から順番に帰りましょう」
―
「それじゃ、今日は以上で終わります」
「先生さようならー!」
「はい、さようならー」
―
「それにしてもみんなすぐいけましたね」
「早く終わったほうがいいですからね、長引くと結局絞まらなくなるので」
「そんなものですか…」
「小学校の頃からやっていると中学生になるともうその辺は培われるんでしょう」
「何か可愛くもない気がするんですが」
「いいじゃないですか。自由に遊べる時間が増えると思えば。私たちの時間も増えますし」
―
「3分、実に早いですね」
「移動時間の短縮、色々試した結果これ以上早めることは難しいかと」
「それでも3分までいけたのは成果です。これを国に報告しましょう」
「これ以上は難しいでしょうね」
「そうですね、急ぎすぎて怪我をされても困りますからね」
―
「これでとりあえずは夏休み前の大きい行事は終わりましたかね」
「そうですね、あとは夏休み用の宿題ですね」
「好きじゃないんですよね…夏休みの宿題」
「うちの宿題は基本的にパソコンで指定された時間でできるので困らないですよ。時間管理もすると子供達も親御さんも困らないですからね」
「なるほど…」
「しっかり出席してもらって、それでも難しい場合は先にご連絡いただくと言う形ですね」
「旅行先でもしっかり勉強ができるんですね」
「授業時間ほどは長くはないですからね」
「へぇ、一日三〇分だけでいいんですね」
「あとはイラストなど好きなものを作って貰えば終わりなので、他の学校に比べれば幾分か楽かと」




