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少し明るくなった未来で  作者: はりまる
12/27

11話

「お寿司おいしー」


「向こうでも食べられるでしょ?」


「やっぱり海近い方が美味しいよ」


「そう?あんまり変わらないと思うけど」


「えー…確かに昔に比べれば味も質も変わったとは思うけど…」


「昔に比べて養殖産業がだいぶ良くなって、人も増えたし変わったところは多いかもしれないわね」


「やっぱり暮らしやすくはなってるよね」


「昔は頭の硬い昔ながらのおじさん、おばさんが多すぎて若い人の政策なんてなかったからねぇ。今政治家

の人の平均年齢40歳前後だしねぇ」


「今だに、若者はあーだこーだ言うおじさんおばさんはいるけど、その人たちが縋っている栄光って昔のもの

だから現代に押し付けるのは間違っていると思うんだよね」


「その間違えに気づいていたらあんな苦労しなかったわよ」


「せっかくの美味しいお寿司が台無しだね。もっと明るい話にしよう!」


「そうねぇ、いい人は見つからないの?」


「それは私にとっては明るくないかな」


「そう?私たちには明るい話なんだけど。ねぇパパ」


「そうだな。だが光が嫌だと言うならやめておこう」


「さすがパパ」


「光にだけ甘いんだから」


「でも確かに子供は増えたよね。おかげで仕事は安泰だよ」


「私たちの時代に子供政策がしっかりしてればもう1人くらい欲しかったんだけどねぇ」


「確かに1人2000万貰えるだけでも大きいよね」


「それに義務教育関係は全て無料になったし、医療費も18歳までは無料になったからね。出生率もそうだけ

ど圧倒的に自殺率も下がったわよ。なんであんなに自殺する子が多かったのかって思うもの」


「圧倒的に働き方だろう。今でこそ7時間労働になっているが、業界によっては8時半に出勤して21時、22時

の終業が普通だったからな」


「それってあれでしょ?休憩時間が労働に入らないとか、残業代も少ないか出ないとかっていう」


「光の爺ちゃん、俺の親父は普通に23時帰りとかが普通だったんだからな」


「なにそれ、あり得ない…」


「分業性労働とかが浸透する前だったからな。教育関係だって夜間だってあったんだぞ」


「うわー…。今勉強なら休み取れるのに…」


「六星は特に受けたい授業をすぐ受けられるからいいわよね」


「特別大学システムでしょ?どこでも他の大学の授業が受けられる」


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