9話
「へぇ、光実家帰るんだ」
「そう、お母さんから帰ってこいって連絡があったからね」
「そうなんだ、送ろうか?」
「頼んでもいいの?最悪電車でも使おうかなって思ってたんだけど」
「いいよ、どうせ何処か連れて行って!って言われるかと思って予定は空けてあるから」
「さすが!わかってるねぇ」
「光とはずっと一緒だからね。仕方ない」
「仕方ないってどういうことー」
「まんま。大体言うこと、やることは把握してるってこと」
「ま、もうほとんど一緒のようなものだからね」
「親より見る顔かもしれないね」
「確かに。それじゃ流花も実家帰るの?」
「ま、顔出しくらいかな。その後は光の家に厄介になるよ」
「いいの?年末もこっちで過ごしてたんだし」
「いいの、家にいると子供どーのこーのうるさいんだから」
「確かに流花のパパ結婚!結婚!言ってるもんね」
「早く孫が見たいんでしょ。確かに教育金だったり養育費とかも国が出してくれる様になったからかもしれないけど」
「子供1人につき2000万だっけ?あれは凄いって思ったよね。でも確かに子供が就職したら税金収めてくれるんだから
先にお金貸すっていう考えは正しいと思うよ」
「おかげ様で保育士はホクホクですよ」
「子供はいなくならないからねぇ」
「子供も一家に3〜4人が多くなってきたからね。保育士は一生食いっぱぐれなさそう」
「流花は先見の明があったんだねぇ」
「ま、教育費と養育費を国が出してくれるってなったら必然的に子供は増えるからね」
「物価が落ち着いてからの2000万だからね。相当自由になったよね」
「子供のうちにいい経験をさせたいって親御さんが多くなって、凄いと1週間家族旅行とかもあるからね。大体そういう子
は成功してるみたい」
「何事も経験だよねぇ。この年になっても思うもん」
「六星校出身は余計だよね。学べるもの、経験できるところが豊富だから」
「でも大学、大学院出たら他のところに就職しなきゃいけないっていうのもあるからどうかと思うけど」
「でも国がその人に合わせて就職先を決めてたりしてくれるからパパとママも困らなかったしね」
「六星校に就職できたら普通にそのまま家入れたらいいのにね」
「流石に六星校内の物価が低いからそれはできないんでしょ。それでも良くなったよ」




