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三峰エリン

三峰結華シャニマス+マフティー・ナビーユ・エリン(閃光のハサウェイ)

カミーユ・エデュンゴ

カミーユ・ビダン(Zガンダム)+エウーゴ(Zガンダム)

ロンド・ベルトーチカ

ロンド・ベル(CCA)+ベルトーチカ・イルマ(Zガンダム)

ここからはおまけ外伝。拷問の時期に胴体に1発撃ち込まれた日の夜のことです。

___________________________________

いつまで続くのだろうか。俺は嘘をついていないのに。

そんなことを何度も何度も思っているうちに寝てしまった。拷問で心身共に疲れ切っていた。

ピンポーン

インターホンが鳴る。目を開けて起き上がるとそこは自宅だった。

やはり夢だったのだ。急に中東っぽいところの傭兵っぽい武装集団の基地に目を覚ましたらいるなんておかしすぎる。アニメの見過ぎか。

寝癖だけはすぐに直せないので帽子をかぶって玄関に向かう。

「郵便でーす。」

インターホンを鳴らしたのは配達員だった。結局時代がどれだけ進んでも臨機応変に対応して勘で良くない客を避けてくれる。そんな人間が配達には使われていた。たんぱく質が作り出すバランス感覚は生命が生まれてから今までずっと磨き上げられてきたのだ。たかが500年弱でそれに勝つだなんて無理な話。

「はーい。」

ドアを開けると、パシュ。と聞こえた。

「おいお前の両親を連れてこい。」

何言ってんだ。今両親はいないし、エアガンで人を脅したって誰がビビるのか。男子ならエアガンを持ってる奴は多いだろう。俺も持ってるし。そんなことを思っていた。しかしそれは無知であるがための誤解だった。

「なに。脅してる。つもり?は。は。そんなんじゃ。犬。猫しか。脅せ。ないよ。」

なぜか言葉が続かない。顔を掻こうとしたら理由がわかった。

撃たれたのはエアガンではない。実銃だった。

サプレッサーがついていて消音がされていたから、自分の知っている銃声で無かった。だから脳が勝手に似ていて知っているエアガンの音と認識したのだろう。

「あ。え。」

「なんだ?銃が怖くねぇのか?あ?違うな。日本人だから平和ボケしすぎたんだ。こいつらはッ銃を知らねぇ。それでのうのうと生きてやがる。なんかムカついてきた。殺そう。別にこのガキに連れてきてもらわなくともこっちから迎えに行けばいいだけだからな。」

死を実感した。高さ600mのタワーから柵一つで下を見た時と同じ恐怖だった。一つのきっかけでどんな天変地異が起きようとも絶対に助かることのない確定された死が俺を襲う。

火事場の力というか生存本能が勝手に体を起こしたとでもいうのか。来客用の灰皿を握っていた。

それを思いきり顔面に投げつける。相手だって人間だ。硬そうなものが勢いよく顔に飛んで来たら、避けるか何かで防ぐ。

今回の場合相手は腕で防いだ。

「チィッ」

そのすきに懐に潜り込む。胸のところに装備していたナイフを強奪し、腕に突き刺す。

「うっ」

若干ひるんだすきにサプレッサーを回してとる。

強くサプレッサーを握りなおして目につきたてる。

「こいつ!こいつ!」

痛みで両手で目を覆う。恐らくこれは生物の本能。患部を守るための。そこには理性などはいる余地がない。

落とした銃を拾って、眉間に狙いを定める。

「殺してやる!なめるな!ガキがぁー!」

トリガーを引く。誰もが銃声だと認識できる音が鳴り響く。

初めて銃を撃ったため反動が予想よりも強く後ろに倒れこむ。

男が倒れこむ。死んだふりの可能性もあったため、何度も頭を狙って、発砲した。

弾が出なくなるまで撃つと、安心してしまったのか力が抜けて倒れこんでしまった。

その時てっきりマガジン内の弾を撃ち尽くしたと思っていたが違った。ジャムを起こしていたのだった。倒れた衝撃で銃は暴発。銃を握っていた右手が吹っ飛ぶ。さらに発射された弾が跳弾となって鳩尾のあたりにヒットする。衝撃なのか神経を傷つけたのか。すぐに意識を失った...

後から聞いた話だが、サプレッサーを外したことで銃声は近所中に響いたことで意識を失った俺をご近所さんが発見して通報したそうだ。

あの男がどうやってあそこまで日本国内で装備を整えられたのか、いやどうやって持ち込んだのか。装備はすべて手作りではなかった。企業が販売しているものだった。

そして何者か。父のことを知っているのはまだしも母の正体を知っているのはなぜか。いや知らなくって生体認証のために必要だった可能性はあるが。

男は様々な謎を日本に残して死んでいった。

そしてそれから誰も家に襲撃者は訪れなかった。

3年前の14歳の秋だった。

________________________________

1話から3話まででもう半年たっているのでもしかしたら拷問期間中に誕生日を迎えていた可能性はありましたね。

因みにカミーユ教官は名前が決まる前に行ってたセリフがカミーユのセリフだった(偶然)のでカミーユです。

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