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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

同性を好きになった。

作者: 夜月ルカ

実はこれ、最近自分で悩んでることだったりします。

もともと仲は良かった。その人とはSNSで出会った。関わっていくうちに同年齢で近くに住んでることを知った。それを知って僕は大喜びした。それが単純な喜びか恋心かはわからない。もちろんすぐにあった。彼はどこか中性的な顔立ちをしていて、身長は僕より低かった。その日は一緒にゲームを見に行った。心臓が高鳴っていたと気付いたのは家についてからだった。自分の気持ちに困惑した。ただ単に会えたことが嬉しくて興奮していただけだと自分に言い聞かせていた。だって中学の時に吹奏楽部の先輩に片思いしていたじゃないか、とね。でも、寝て起きたら、その気持ちも少しは収まっていた。安心した。親だって心配するかもしれない。だから気持ちが収まってきてよかった。でも、その友達と会話すると心臓がバクバクしていた。違う日に遊びに行ったときには、隣の彼の存在が気になって、自分の息遣いを気にしている自分がいた。


LGBTかもしれない。


何故だろう。ネットの検索欄がその言葉で埋まっていた。怖かった。自分が他とは違う何かかもしれないということが。周りに何か言われるか怖い。怖い怖い怖い…不安で心の中がいっぱいになっていた。

数か月立つと今度は拒まれないか不安になった。どうしたらいいんだろうか。


☆☆☆


ネットで彼とは知り合った。彼は近くに住んでると後で知った。彼は背が高かったが、どこか幼稚だった。彼は僕の顔立ちがかっこいいと言ってくれた。自分では女性っぽい顔立ちだと思っていたからうれしかった。気づいたら心臓がバクバクしていた。


LGBTかもしれない。


やっぱりそうだった。彼とゲームを見に行った時もずっと興奮する心臓を抑えるので精いっぱいだった。ある日思い切って告白してみた。

「好きです。」

「え?」

やはり驚いた顔をされた。

しかし、次に瞬間自分が驚いていた。

「俺も、初めて会った日から好きでした。」

「え、えええ?」

「こっちが驚いたよ。」

「「いいの?」」

その後二人で笑った。いつまでもいつまでも。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 濃くないBLだけど、非常に読みやすい。 しかもBLにLGBTを絡めていることで初心者も読みやすいものだったと思う。短編小説なりに凄い。 [一言] 二件目の感想だが許してくれ。
[良い点] ルカぁ、、、、なかなかやるなぁ、、、、 レベルが高いよ、、、、、、、 ここでは素直に認める。小説を書くレベルは私より断然高い。 [気になる点] これはノンフィクション、、、、なのか? […
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