ep.4 クラスメート
間があきましたがぜひ読んで下さい!
こんにちはぁ!今回はわたくし、深紅がこの話を進めて参ります♪
えっとぉ・・・彩香ちゃんは学園の入学案内書を読んでいなかったみたいでぇ・・・
なんだか心配になってきましたぁ・・・・・
でもってぇ、彩香ちゃんが疲れたとか言い出したので今私たちは寮のロビーで休んでいます。
「知らなかった・・・パーティがあるのね!」
そう言っている彩香ちゃんの顔は輝いている。
「まぁ、パーティーまで時間があるからそれまでにドレスは用意しましょう。」
彩香ちゃんはドレスという言葉に一瞬顔を嫌そうに歪めたがパーティーに気が向いているみたい。
「深紅やないか!おッ?!その子・・・」
振り返ったら碧が立っていた。
今話しかけてきた人は小さい頃からの幼馴染で藍沢碧と言います。
火の魔法使いでちゃきちゃきの江戸っ子のくせして関西弁なのは・・・分かりません。
碧とは赤ちゃんの頃から仲が良かったです。
「そうよぉ、この子はレインボークラスの木立彩香ちゃんよぉ。」
「碧・・・。お前さっきからうるせーよ・・・ったく。ってか誰だそいつ。」
良く見ると碧の後にもう一人男子が立っていた。
普通の女子だったらキャーキャー騒ぐ。
だってこの男子は『カッコイイ』から。
でも私はそんなルックスの良い子とかどうでもいい。
そんなのだからこの男子にはなんとも思わない。
・・・彩香ちゃんも私と一緒みたい。
「翠。こいつが俺の幼馴染の深紅や!」
もしかしてこいつもレインボークラス?
「深紅、彩香ちゃん!こいつはレインボークラスの蒼井翠や。翠、この子たちもレインボークラスみたいやで!ちなみにこっちが深紅でこっちが彩香ちゃん!」
翠はさっきから表情が変わっていない。
なんかこうゆう男子は苦手だ。
「あら、黒月!この子たちのバッチは虹色よ!」
「本当だな、紫月!こいつらもレインボークラスみたいだ!」
私たちは振り返った。
わぁ・・・双子?
なんだか顔がそっくり。
胸には虹色のバッチ・・・この子たちもレインボークラスなんだ・・・
「灰田紫月!とっても優しい美少女よ!」
「灰田黒月!何もできない単なる変人!」
はぁ・・・?何この人たち・・・。
なんか変なこと言ってるよ・・・。
「今年からレインボークラスの定員6人にやったみたいやで!ってことはここにおるメンバーが1年のレインボークラスのメンバーや!よろしゅうな!」
碧がにっこりと笑った。
はぁ・・・なんか展開についていけないよぉ・・・。
お楽しみいただけたでしょうか?次回もお楽しみに!