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ポイント

作者: 切咲絢徒

 ありがたいことに、拙作に評価ポイントがついている。

 付けてくれた方には感謝してもしきれない。

 しかし僕は怠け者なので折角ポイントをつけてくれてもその作品がエタりかける。

 そんな僕の話は、置いておいて、このポイントについて少し疑問があるのでここに述べるだけ述べて、考察も仮説を立てることもせずに放っておく。


1、感想

 ありがたいことに僕は感想も頂いたことがある。本当に嬉しかった。ここも本題とは関係が無いので置いておく。


 感想というのはわかりやすくて、最大の評価の形だと思う。だから僕はここまで嬉しく思ったのだろう。

 たとえ批評であってもそれを改善することができればいいので、僕としてはやはりありがたいことである。

 つまり何が言いたいかというと、感想を頂けるということは内容はどうであれ、一番の評価の形だと思う。


 だからといって僕は感想を要求しているわけではないので、感想を書く価値がないと思うなら書かなくていいと思う。


2、レビュー

 僕は一度もレビューをしてもらったことがないので、いつかレビューされるような作品をかけるようになりたいと思う。(以下略)


 レビューというのもわかりやすいと思う。

 誰かに薦めるために書くものだからこれも、貰えば評価されていると感じられるだろう。


3、ポイント

 最初に記すが、ポイントは貰っていること自体がありがたいことであるのはわかっているつもりだし、その大小に文句を言っているわけではないことを念頭に読んで頂きたい。


 ポイントというものの説明はしない。なぜなら、読者の方々は知っているだろうからだ。もし知らない方がいるならご容赦ください。


 問題は5段階というところだ。

 5段階中、5ポイントを貰えば、それは最高という意味を持つのはわかるが、1ポイントというものがやや厄介である。

 1ポイントというのは最低、という意味なのか、いや違うだろう。

 ポイントというのは読者が任意でつけるものである。

 任意だから、貰えない、ということがある。いや、貰えないというのが茶飯事で、貰えるということがある、という言い方が正しい。

 それはさておき。


 例えば読者が強制的にポイントをつけるようなシステムならば1ポイントというのは最低という意味を持つ。

 が。

 今回はそうでない。

 任意だ。

 だから0ポイントということがある。

 0ポイントというのも厄介で、「ポイント云々ではない、ただの駄作だ!」という意味なのか、「ポイントをつけるのが面倒くさい」という意味なのかがわからない。

 僕はなるべく天狗にならないように気をつけたいので、僕なりの0ポイントの解釈は前者としている。

 1ポイントは少しの差異がある。

 ポイントをつける、という作業があるのだから、0ポイントの解釈とは違う、新たな解釈が生まれる。僕が1ポイントをつけるなら、それは「いい作品ではなかった」というつもりでつける。

 万人がそうでないとは思うが、九千人くらいは僕と同じつもりでつけるだろう。

 だから、1ポイントを貰ったら次は2ポイント以上を貰えるような作品を書くつもりになれる。

 が、さっきも言ったように、1ポイントでもありがたいのだ。

 そうなると、読者が「駄作」だと思ってつけたポイントが作者にとっては嬉しいものだから、そこに感覚の違いが起こる。


 更に、新たな解釈もある。

 ポイントをつけるということはそれが何かしらの魅力があるから、どれくらいの良作かという度合いをポイントでつけるという可能性も無くはない。

 ややこしいのでまとめるが、


 0ポイント(ポイント評価なし)

  凡作、もしくは駄作。

 1ポイント

  凡作よりは良い。


 ということだ。

 もし読者の方々がこういう感じでポイントをつけてくれたなら私は嬉しい限りである。


 さて、そうなると僕ら作者は貰った1ポイントというものに一体どういう感情を持てばいいのかわからなくなるのだ。

 ありがたいことはありがたいことだが、駄作だと思われてつけられたんだとしたら、それは嬉しがっていいのだろうか。

 うーん?

 困った。



 勿論、私は貰ったポイントはありがたいことだということはわかっているつもりだ。

 しかし、それはそうとしてその後、どういう感情を持てばいいのか?私は時折頭を抱えるのである。

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― 新着の感想 ―
[良い点] こういう「点数」をつける行為には、だいたい基準が設けられているものですが、それでも人によってかなり違うもの。 作家さんのポイント評価の受け取り方のジレンマ(?)がわかりやすいと思います。 …
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