壊れた少年と狂った少女の出会い
ノリで作ったので至らない点が多々あると思いますがよろしくお願いします
今日僕は両親を殺した、なんでかって聞かれるとそりゃ彼らが憎かって答えるけど…まさか殺せるなんて思ってなかった、あいつらがあんなに弱いなんて虐げられて来た僕は思いもしなかった。
殺してしまったは良いものの其処から先を考えてなかった僕がそんな感じに感傷?に浸っていると突然ドアが開く音がした、そして
「折角この村も全員殺し終わると思ったのになに?もう二人殺されてるじゃ無い。んっ?そこの少年もしかして君が殺したの?」
入って来た少女は僕を指差しながらそう言い僕はその質問にこう答えた。
「はい僕が殺しました、ですがこれからやる事も決まってなかったのでもし僕を殺すならご自由にどうぞ。」
そう言うと少女は僕に向かってこう問いた。
「あなたは殺される事に対して何も思わないの?」
「思いませんね、どうせやる事も無いですし、今思ってるのは貴方が来る前に奴らを殺せてよかったって事くらいですね。」
「そう。」
少女は僕の返答をどう思ったのか少し黙った後こう口にした。
「もしあなたが死ぬと言うのならその命この私が貰い受けても良いでしょ?」
「ええどうぞ好きにしてください。」
「そうかならここに名前を書いて。」
少女はどこからともなく何やら書かれた紙を出すとそう言ってきたしかしそれには一つ問題があった。
「すみません僕には名前が無いんです。」
「そうそれは困っわ。」
「どうしてですか?」
少女は僕の質問に答えずしばらく考えた後こう言った。
「ならあなたの名前はこれから狂夜よこの紙にもそう書いて」
「狂夜ですか珍しい名前ですね、いや外では珍しく無いのでしょうか?しかしまあ貴方がそれを僕の名だと言うのならそうしましょう…しかしもう一つ問題が。」
「何?」
「僕はその名前を書くことができません。」
僕のその言葉に少女ははぁとため息をした後もう一枚紙を出しそこに何か文字を書いてそれを写すように言った。
「写し終わりました。」
「そう、なら後は私の名前を書けば完成ね。」
「そう言えば貴方の名前は?」
「言ってなかったわね、私の名前は桐崎夜華よ。」
「桐崎さんですか。」
「夜華で良いわ、さんはいらないむさろつないで、これから共に暮らすのにそんなの必要ないから、狂夜。」
「えっどう言うことですか?夜華。」
「その敬語を直したら教えてあげる。」
「分かったよ夜華敬語はやめだだから教えてくれ。」
「うん良かわよ、私はこう見えても稀代の大殺人鬼でねまあ色んな国に追われているの、今までは一人で逃げてきたけど良い加減一人は嫌になって道連が欲しいと思ったの、そんな時にあなたが現れた」
「僕が?」
「ああもうどうなっても良いと思ってる君なら私を裏切ることは無いだろうと確信してね。」
「そうか、じゃあ次の質問いいかな?」
「何?」
「僕が名前?を書いた紙あれって結局何なの?」
「あれね、あれは契約書と言って、書かれた内容は名を書いたものの間で絶対厳守されると言う代物よ。」
「そうなのか、でどんなことが書いてあったんだ?」
「簡単なことや書いてあることは三つ、一つ裏切らない、二つ傷つけない、三つ恨まない
よ。」
「そうか因みに破るとどうなる?」
「息が出来なくなる。」
「まじか。」
「まじよ。」
「へーまあ良いけどどうせ破らないし夜華どうしても聞きたいことがあるんだが良いか?」
「良いわよ答えられることなら。」
僕は少し間を置いてからこう聞いた。
「貴方は僕を人として扱ってくれますか?」
そう僕が聞くと夜華は呆れたように返した。
「そんなの当たり前じゃ無い何を言っているの狂夜は…いやそれ程までに今までが酷かったと言うことね、どんな扱いを受けていたの?」
よの問いに僕はこう返した
「人形ですかね、自分たちの思い通りになる人形。」
「そう…」
そう言って夜華は僕を抱きしめてこう囁いた。
「辛かったわねでも大丈夫、これからは自由だから私と一緒にいないといけないこと以外は自由だから。」
夜華にそう言われて僕は報われた気がして、そして席が切れたようにただ泣いてそして疲れて寝てしまった…。
–夜華side–
「どうして私は狂夜生かそうと思ったのでしょう?」
私は寝てしまった狂夜を見ながらそう呟いた。
「いや決まってるわね、狂夜に私と同じ殺人狂の素質を見出したから」
そう私は狂夜から自分と同じ殺人狂の素質を見出していた、理由?そんなの決まってる、こいつが両親を殺して何ともなかったから。普通人はどんだけ憎くても人を殺せば多少の罪悪感は生まれる、でも狂夜にはそれが無かった、だから私は狂夜を助けた、まあよく言うと仲間が悪く言えば共犯者が欲しかったのよ、さてこいつが起きたら街に行かないとね色々と書いたいものもあるし
–夜華sidefin–
誤字脱字などがあったら教えていただけると幸いです。