評価とはどのような物か
小説家になろう(以下なろう)に頻繁にアクセスしている人ならば、読む書く関係なく、誰もが既に知っているとは思うのですが、ランキングと言う物があります。なろうのランキングには、総合、ジャンル別、週間、月間、累計などなど様々な種類が存在しますが、それらは全て同じ数値を参照しています。
この数値と言うのが総合評価ポイントです。
そして、総合評価ポイントをさらに細かく見てみると、
ブックマーク登録数×二 + ポイント評価
で計算されている事がわかります。
ブックマークは、どんなユーザーも、同じ作品に一つしかつけられません。一人につき必ず二ポイントです。
これに対し、ポイント評価は読者によって値を変えることができます。
文章評価を一から五ポイント、ストーリー評価を一から五ポイントで自由な値のポイントを、読者が各々の感じた感覚に従いつけることが出来ます。特筆したいのは、文章評価とストーリー評価を共に最低値の一にしたとしても、ブックマークを付けた時と同じ二点分のポイントが総合評価に加算されると言うことです。
このシステムを用いた場合、一人の読者が作品を読んだときに、どれだけ作品の内容が劣悪であったとしても、作品の総合評価がマイナスになることはあり得ません。感想やレビューなどで作品を酷評する事はできるかもしれませんが、総合評価を下げることは絶対にできないのです。
以上、現在のシステムを客観的に説明してみましたが、現状どの位の人が作品を評価しているのか見てみると意外なことがわかります。
現在、累計ランキングに乗っているような人気作品の評価を見てみても、評価ポイントがブックマーク数の半分もあれば良い方なのです。他の作品をいくつか見てみても、大抵の場合、ブックマークで発生するポイントが評価で発生するポイントに勝ります。
殆どの人が作品の評価をしていないのは明白。では、これは何故で、どうすれば改善に繋がるのか、主観を交えて提案していきたいと思います。