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第4回 児童文学の名著『モモ』のかわいさについてゆるっと語るラジオ

ラジオのときに私が読む用のカンニングペーパーです。実際の動画とはどう違ったかなどをお楽しみいただければと思います。ラジオを聴かずともこちらをお読みになればラジオの10倍で内容を頭に入れることができます。タイムパフォーマンス。誤字脱字などもそのままです。ご了承ください。

モモ


名著も名著なので、今更私の拙い説明を述べる必要はないのかもしれませんが、もしこれから読もうかな迷っているという方がいらっしゃったら


モモは原書は1973年に日本だと1976年にミヒャエル・エンデという児童文学の名家が書かれた児童文学です。


インスタとかでも大人でも読みたい児童文学みたいなテーマでよく出てくると思いますし、私も実際SNSでたくさん見てきたのでずっと本好きを名乗るならばと読んでみたいとは思っていたのですが23さいになってしまいました。


あらすじとしては第一部、第二部、第三部があるのですが、第一部はさびれた昔は劇をしてみんなが見にきてた円形劇場に1人でする女の子がいて、その子こそがモモなんですけど、モモのところに近所の人がきて、モモが話を聞く、それは御伽話のような話でファンタジー児童文学という話が短い賞ごとに区切って行われていきます。


私が勝手にまとめるとやっぱり児童文学は子供が大人と戦うというのが1番多いテーマなきがするのですが、モモは世界の全員を洗脳することができれば、世界の正解になれるという話をつくろうとする灰色の人間たちVS子どもの空想力だと思います。


第一部でもちょこちょこでてくるのですが、第二部では本格的に人間の時間を食べ物に生きている灰色の人たちがでてきて、そこからは人間の時間を奪う灰色の人と円形劇場でゆっくりとやりたいことを大事にして空想力で人生を豊かにしてきたモモとの時間をめぐる戦いになるのですが、ここから先はご自身でお読みになりたいという方はこの時点で図書館で予約するなり、本屋さんに行って岩波少年文庫のたなを見にいくなりして楽しんでいただければと思います。


ここからはネタバレもありの私の感想、あよびモモがどれだけ可愛いかを語る会にしたいと思います。


きちんとした読み方の正しい感想は、もうこの本大大人気で今さら私の口から語ることもないので、省略させていただき、私が感じた読み方とあとはモモのかわいさを語らせていただきます。


やはりこの作品名著と言われるだけあって、心に響く一文がたくさんありました。


パート1は私が心にきた文章を基本的にはそのまま引用してお話ししたいなと思います。


まずは第一部で円形劇場が昔は芝居を見るのに使われていたというところででてくる文です


『ただの芝居にすぎない舞台上の人生の方がじぶんたちの日常の生活よりも真実に近いのではないかと思えてくるのです。』


あとは私、この話1分1秒を大切にしましょうとい話だと思っていたのですが、こういう文章もでてきます。

『人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです』


というのもあるように、タイパの時間になってきたけれども、時間に終われて、時間を気にしないことが怖くなる今だけど、別にゆっくり過ごして良いと言ってくれるような物語な気がいたしました。


それ以外にも

『人生でいちばん危険なことは、かなえられるはずのない夢がかなえられてしまうこと』

『本当の時間というものは、時計やカレンダーではかれるものではない』

などと名言製造機な児童小説なのでぜひ読んでみてください。


その中でもこれはというのがあって、もう本文まるまる抜粋させていただきます。


『はじめのうちは気のつかないていどだが、ある日きゅうに、なにもする気がしなくなってしまう。なにについても関心がなくなり、なにをしてもおもしろくない。この無気力はそのうちに消えるどころか、すこしずつはげしくなってゆく。日ごとに、週をかさねるごとに、ひどくなる。気分はますますゆううつになり、心のなかはますますからっぽになり、じぶんにたいしても、世のなかにたいしても、不満がつのってくる。そのうちにこういう感情さえなくなって、およそなにも感じなくなってしまう。なにもかも灰色で、どうでもよくなり、世のなかはすっかりとおのいてしまって、じぶんとはなんのかかわりもないと思えてくる。怒ることもなければ、感激することもなく、よろこぶことも悲しむこともできなくなり、笑うこともなくことも忘れてしまう。そうなると、もう病気はなおる見込みがない。あとにもどることはできないのだよ。うつろな灰色の顔をしてせかせか動き回るばかりで、灰色の男とそっくりになってしまう。そう、こうなったらもう灰色の男そのものだよ。この病気の名前はね、致死的退屈症ちしてきたいくつしょうというのだ。』

という時間を管理しているマイスターホラー


あとはモモが本当にかわいいのです。



モモ自身も作中の描写を見ていてもかなり小さい子で、文字の読み書きも最近近所の人に教えてもらって習得したような。それでいて聞くことが世界で1番得意な女の子なんですけれども、

あるお家にいった時にそのご家庭には赤ちゃんがいたんですけどその子を膝の上にのせて抱っこしていたり

諸事情で1年間、円形劇場を留守にしていたのですが、1年前にお友達が置いていったお手紙を大切にしていたり

あとはカシオペアというかめが出てきて、このかめが何かと便利なんですけど、モモはその便利とかは置いておいて、かめとしてものすごく大切に愛情を持って接してくれてそれもすごくかわいいです。

今のご時世だと小さい女の子を車に乗せるときはチャイルドシート、ジュニアシートが必要になってきてしまったのですが、モモが1年打ちにあったジジというほら吹き物語でお金持ちになった子の車にのせてもらったときに助手席にジジが座って、その膝の上にのせてもらうというシーンがあってそれが本当にかわいい。


あと、時間泥棒から時間を取り戻すために集会を開催するのですが、そこに誰もきてくれなくて、主催者側の子供たちももういいかなと帰っていなくなった中、最後までいたお友達の掃除夫べっぽが仕事があるから帰ると立ち上がった時になんとも不安そうに帰っちゃうの?と聞いているのもかわいい。


ご飯食べるときにほっぺを一杯にしてもぐもぐするところとかも可愛い



ただ、私がこれをも小5年生の時に読んでいたとして、理解できたのか古い言い回しに挫折せずについていけたのかというのはなかなか疑問なところではあります。

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