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第1話 プロローグ 三途の川で目を覚ます

 無限に広がる大宇宙――地球からは、観測不能な銀河系

 ――遥かなかなたの別宇宙……かも?!しれない――

 ――えっ〜と……と、とにかく地球との繋がりがある世界である!!

 


 

 銀河系外縁を、斜め下に見下ろす位置に『三途の川』は流れていた。

 その様々光を放つ天の川のような星々の煌めきの中、俺はゆっくり目を開けた。

 

 「……知らない天じょ……う!?に゙ぎゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!?え!あっ?なんで宇宙!?」


 死ななかったんだ、病院のベッドか、前は邪魔された台詞を言わなきゃと思ったら、SF作品みたいな光景が広がっていた。

 (SF?……神秘的でどこか聞いた事のあるナレーションが聞こえたような?そして無理矢理まとめていたような?)


 「体?霊体、動かない……感覚も全然ない」

 

 霊体は動かせず、三途の川?に流されていた。

 

 「シュセと、にいちゃんめ!宇宙で変な叫び声あげちゃったじゃんか……あれ?息しなくても……霊体だだからか!肉体との繋がり切れてるから!夢とかじゃなくてやっぱり死んでるなこれ!………………やばい!意識が!」


 俺は、意識が薄れていくのだった。

 

      ◇◇◇


 俺はしばらく自分の名前も思い出せないような、あやふなな状態で、星の海を眺めていた。

 

(三途の川ってこんなに綺麗なの?)


 俺は、僅かに浮上してきた意識の中、そんな感想を漏らした。

 

 死んてるのになんで意識が?記憶も消えてない!まだなだけ??


 睡眠薬でも飲んだようだ、意識を保てない――

 ………

 ……

 …

 眠りが浅い、明晰夢を見ている感覚だ――

()()()?戦いの最中追い詰められた主人公が、走馬灯の中に活路をみいだすような気持ちになり、気になった事について夢の中で考え初めていた。

 (混乱しているから、ただの記憶整理かもしれない)


 

 

 にいちゃんと『相棒』の猫、シュセが小さい頃から驚かせてくるから、本気でびっくりすると『に゙ぎゃぁ』と言ってしまうようになった。

 

 にいちゃん、にいちゃんと甘え過ぎたのが原因だと思う。

 幼い頃俺は、にいちゃん子だったから、『に』を意識し過ぎたのかな?

 

 母さんが亡くなったから余計にそうだったし――


 ちなみに『に゙っ!!』や『に゙がっ!!』と短い方の方が()()()によく使う。

『に゙ぎゃぁ』なんて言いにくい驚き方、よっぽどじゃないとし言わない!からな!

 みんなだっって『ぎゃぁ』はまだ使っても『()ぎゃぁ』は使用回数少ないでしょ!

 (……ん!?……誰に説明してるんだ俺は?

 それとなんとなく起きなきゃいけないような――気がする)


 夢の中で違和感を感じつつ――


 

 

 (三途の川か)

 

『三途の川』死んだ人があの世へ行く途中に渡るという川と知られているがそれは、残留思念(その世界における記憶)のみで、魂核(こんかく)とよばれる部分は転生し生まれ変わる際に渡る川でもある。

 

魂核が抜けたコもう1人の自分とも言える残留思念は、天国、地獄へ行く。


 (今は、魂核と記憶が分離していない?)


 そんな事を考えながら(起きなければ……)そんな思考が浮かんでは消えていった――

 

 

 

 〝魂〟を一言で説明すると

 『事実は真実とは限らない、真実は魂の数だけある』という説明になってしまう。


 事実は、誰から見ても不変の、実際に起きた出来事。

 

 対して真実は、事実に対して人それぞれのうそ偽りのない考えや()()


 ようするに人それぞれが、“無数の刀剣が突き刺さる荒野”などに代表される、アニメの必殺技の設定によく使われる心象風景の世界を持ち。


 ()()()()()()()()()()()()なのである。



 

 魂の数という表現にも、人間には理解も認識できないような魂が存在するので把握は不可能である。


 (かろうじて竜巻にもある事はわかったけど――進路もわかったけどそれ以外は――ね……


 ようするに意味不明な存在なのだ……

 

 (匂陳さんに無限の可能性を持つ存在と教えられたっけ)

 

 (起きろ!起きなければ大変な事になる!だめだ!届かない!)


 水面に向かって浮上しようとするも、沈んでいくような感覚を覚えた気がした



 

 さらに人々の、無意識を集積した集合精神のような存在が、引き起こしている現象もあって――

 

 あの世が存在して欲しいとの人々の願により、あの世ができる。

 

 転生時、異世界の情報を持ち込まれると困る、持ち出されると困る、

 自然がバランスを保とうとするように、世界そのものもの防衛本能、免疫、神もしくは、神的な存在により、記憶と魂の核で分けられる。

 分けられたからといって、弱体化したりはしない、悪人でもなければ……

 


 悪は裁かれるべきだという無意識の力もある。

 相手も抵抗するので|場合によって色々《最悪、ミジンコ並の意識しか保てない魂》だが――

 悪い事はしちゃダメだなと思う、これまで亡くなってきた全人類の無意識が集合したような存在――

 そう、〝絶対!敵に回すべからず〟なのである 


 この世に未練があるとその分のエネルギーが、置いてけぼりとなり『陰陽師』祓われたりすると、地獄に引き摺り込まれ閻魔様の手により弱体化する。

 負の感情に起因するエネルギーは地獄へ――

 正の感情に起因するエネルギーは魂核についていくので世界に残らない

 

 ――抗える力や異世界からの干渉がある場合は別で、閻魔様に勝てるなら――と単純な力比べである。

 大雑把に説明するとこうなる。

 

 俺はそれがわかってしまう陰陽師だったから。

 

 (狙いが俺じゃないとはいえ……マジで怖かった!!――悪人絶対殺すマンだった……)


 そう俺、漆施縁(ひちせえにし)()()()だっ――いや!今もそうだ!魂の力を操る存在なのだから――

 (肉体が無くても関係ない!!俺の場合は!!)

 

 そう俺は、約1000前の開祖【安倍晴明】以来の

 〝零術師〟なのだから――


 

 

(……でも俺、支援特化じゃん!いつも『式神』のみんなが『怨霊』倒していたし〝零術師〟だから余計な諍いを生まない為に隠れていた……自分の強化ってどうやったら使えるんだろう? )

 

 ――ん?あれ?『式神』のみんなとの繋がりが切れていない!?これは――


 (俺の能力って相互強化だったの!!!!)

 

 強制的に眠らせようすとる力に抵抗できている理由と

 三途の川で目覚めた理由が判明した。

 今まで、何度も気づく機会があったのに――


 自覚した事により俺は完全に起きた!

 

       ◇◇◇

 

 眼下に映るのは銀河だから景色は変わらなかったが、少しずつ、霊体が動かせるようになり、霊的な感覚も戻り始めた。

 

「はっ!ふぅ〜ふぅ〜あの時の雪山の比じゃない!意識を保てた理由もわかった、みんなありがとう!!

 ――それにしても何故?起きなゃ大変な事になるんだろう?」

 


 俺は、昔から妙な()の鋭さ?があり、なんとなく今あの人に声をらかけなければいけない、でも悪いことにはならない。

 そんな確信めいた、感覚を覚えていた……それで何が起こったのかは……大半は知らないんだけど……どういうわけか悪い事が起こっていない事を()()できていた。

 

 未来予知では無いが、悪い未来を回避する力なのだ。

 そして何を回避したのかは……わからない力、相棒のシュセには『()()()()()()()()()()()()()()』と言われ、そのとうりだと納得させられてしまった。



 

 例えば、学校の帰り友人に声をかなきゃと感じ、声をかけると友人の帰り道に〝友人の近くで単独事故〟が起きていた――


 声をかけていないと、怪我や最悪な事が起こっていた()()しれないと予想された。

 が、もっと未来に影響しているかもしれず……感覚的に把握するしかなく……わかるものもあるが……肝心な法則がよくわからなかった。

 

今も含めて、1000年ぶりの〝零術師〟だからと納得するしか無かった。

 ………

 ……

 …

「『式神』達との繋がりはあるけど……距離が遠いとかの次元じゃない!!陰陽師の経験から照らし合わせると……異世界という表現がぴったりくるような感覚だ!!」


 繋がりの感覚の中で一つだけおかしなものを感じ取ったそう、左耳から――


 目線を向けると首と顔に()をたててしがみつき、しがみついている反対側の()()()()()()、ブリティッシュショートヘア、一般的にブルー系と呼ばれるオードックスな体毛の猫がいた。


 珍しくない体毛とは違い、目はオッドアイで、右目はまるで透き通るような琥珀色で、左目は世界三大希少石の一つであるパライバトルマリン、俺は透明度の高いコバルトブルー海の色だと思っている。


 そのオッドアイが半開きの目で俺を見ていた。

 意識は無いが離さない!とその意志だけは伝わってくる、だが限界が近そうだった。

 

 「ん? 爪は食い込んでいる、耳は噛みつかれている!?」

意識した途端。

 「痛っつ!……ふぅふぅ……はぁ〜〜〜」

 

 息を整え

 

 「シュセ無事だったか!」

 

 俺は安堵のため息を漏らした、両手でしっかり抱きしめてやると爪や牙に込めていた力を抜いて離れ、腕の中に収まり、半開きの目がゆっくり閉じていった。


 「そういえば、死ぬ前にシュセが『死んでも!ついて行ってやる!シュレディンガーの猫を舐めない事ね!』って言ってたな……なるほど!これだけ痛ければこんな場所(三途の川)で目も覚める!」


 目覚めいなければ離れ離れになっていた事が勘の正体だと()()()()()できた事に安心したのだった


 そんな俺達を見つめる存在に気づく事なく――

読むのと書くの全然ちがう!!

1日かかって出来ない!!

処女作でやるには面倒な作品考えた自分をぶん殴りたいです。 

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