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『竜心院の狩り装束』
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竜心院の狩り装束。
竜心院は、狩人の騎士団に所属する支部のひとつ。
狩り装束に珍しく重い金属製の装甲を多く使っている。
近くで見ると美々しく飾られ、騎士の前時代的な甲冑を思わせる。
しかし夜に紛れる暗い色をしている。
獣狩りが密かに行われていた時代。
それは名誉ある貴族の役割とされた。
斃れる時、この装束がせめて貴人の副葬品となった。
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『招きの鐘』
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金字塔群の下から持ち帰られた旧支配者の鐘。
かつておそらく僕を主の元に召喚する道具であったろう。
時の流れの歪んだ夢の中で狩人たちが協力する手段。
その音は、次元を跨ぎ、断絶を越えて狩人を呼び集める。
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『松明』
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棒の先に布きれを巻き、樹脂に浸して染み込ませたもの。
片手が塞がる代わりに灯りとして役に立つ。
ごくありふれた松明だが武器としても使える。
獣が火を病的に恐れるために。
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