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『獣狩りの大斧』
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血統鑑定局の補佐官が工房に作らせた。
重く、鉄塊のような「仕掛け武器」。
変形により、片手持ち、両手持ちに対応する。
尋常な膂力で扱える代物ではない。
全身の力を込め、敵を吹き飛ばす。
この重量を活かした攻撃は、隙が大きく覚悟が必要である。
補佐官は、重く、大きな、単純な武器を好んだ。
そしてこれは、ほんのはじまりに過ぎなかった。
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『獣狩りの重砲』
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血統鑑定局の補佐官が工房に作らせた試作品のひとつ。
背中にしょって使用する大型の野戦砲で水銀弾を使用できるよう改造されている。
放物線を描く曲射により、砲弾を落下させ、対象を攻撃する。
それは、独特の戦法を生み出すことになる。
幾らかの凄まじい獣狩りに使用され、語り草となった。
補佐官は、より大きな獣に対応する強力な「獣狩りの銃」を求めた。
その過程で試作されたひとつだが、破棄されている。
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『大身のノコギリ長槍』
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糞虫の狩人オコンネルが考案した大型の「仕掛け武器」。
硬い獣肉を引き裂く、大きなノコギリ刃の矛を持つ長槍。
変形により刃が二つに別れ、柄の両端に装着できる。
もともとは、集団戦を想定して設計されたが破棄して作り直されている。
狩人が隊伍を組むのは、不都合で僻いがあるのだろう。
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