武器の重さと攻撃力について
筆写は、おもしろければ「俺の宇宙船は光速の300倍で直角に曲がる」とか、「宇宙船が出てればSFじゃないの?(通常航行速度が秒50万kmとか普通に描写)」とゆー作家の小説も大好物です。
ラノベじゃなくて早川SF好きな感じの人は作品のどういった所で興醒めするか?
数値主義ではありませんが、魔法があるってことと物理法則は別ってことを書きたいと思います。
但し、読んでて気になった所をペドったりググったりなので専門の研究者の考察みたいなレベルではありません。厳密には間違ってますみたいな所はご容赦を。
最近読んだ作品で、大きな武器を重さを感じずに操れるという様な描写を見たのですが、
例えば、500kgあるハンマーで相手に殴りかかるとして、
「魔法で重さを感じず、まるで発泡スチロール製の様に操れる」
という場合、
文章そのままの意味で読み取ると、相手へのダメージは
「発泡スチロール製のハンマーで殴りました(程度の衝撃を与えました)」
となります。
相手への打撃力(衝撃力)は速度×質量なので、質量が0に近くなれば攻撃力は下がってしまいます。
のじゃロリがおっさんを吹き飛ばすのはロマン(大好物)ですが、
物理法則が違うと明言しない限り、そうなってしまうんです。
これに関しては魔法の武器なのでという言い訳は出来ません。
例えばゲームの世界であるというならば「攻撃が当たる=ダメージ判定がはしる」といった様な解釈が可能ですが、
軽々と振り回していた武器が相手に当たった時だけ重くなるという表現でギリギリ(エネルギー収支は魔法で補うとする)
自分は軽々と振るえて相手のみ本来の重さを感じるはアウトです。
個人的には重さ(質量)の低減は防具への描写が適当かと思ってます。
(鋼鉄製のフルプレートがセラミック製と同じ重さに)
某、フォースの力で光の剣を出すやつはそこを含めてすげー設定だなと。
(重さは柄の部分のみ。切れ味はフォースの力次第)