4-13
是非読んで行ってください。
地下11階から、リオン、ヤイト、スペルビア、リョウ・ニカイドウの4人で歩いてきた。
「ニカイドウ・リョウさん。あなたは本当に仲間になるんですか?」
「リオン様、僕は仲間になるためにこの国に来たんです。以前、警備隊の方に話したはずです。」
「あぁ、俺の元にもその報告は来ているよ。」
「なら、どうして?」
「お前は、王国か?帝国か?それとも他の国か?どこの人間だ?」
「何を仰ってるのか分かりません。」
リョウ・ニカイドウは、本当に分からないと言う素ぶりだ。
執務室に戻る道中からずっと黙っていたスペルビアが突然喋った。
「なるほど、そう言うことでしたか。」
「何が分かったんだ?」
「この男は、何者かに操作されています。」
「だから、黄蓮の眼が反応しなかったのか。」
「いえ、反応しなかった訳ではございません。何とも不思議な反応でした。」
黄蓮がリョウ・ニカイドウの背後にスゥッと現れた。
「しかし、よく気付いたな。黄蓮でも分からなかったのに。」
「ふふふ、それが私ですから。しかし、この男の魔力の流れを見れば誰でも気付けますよ。現にヤイト殿は気付いていたようですよ。」
「私が気付いたのもスペルビア殿とほぼ同じタイミングでした。」
「この男の背後がどこか知りたい所だけど今はこの男をどうするかだな。」
「はぁ、バレたら仕方ないですね。リオン・ウェザルフ、これ以上好きに出来ると思わないことです。」
「リオン様、この男を殺してもいいですか?」
「私もスペルビア殿の意見に賛成です。」
スペルビアは拳銃を、ヤイトは糸を、黄蓮は短刀を抜いており既に戦闘態勢に入っていた。
「さすがに3対1は分が悪いですね。とは言っても、僕自身にはどんな攻撃も届かないんですけどね。」
リョウ・ニカイドウは、クスクスと笑っていた。
「いつから、3対1だと思っていた?」
朱李、ネモフィラ、ジェイドが突然現れた。
3人は、朱李の魔法で姿を隠していた。
「たった3人増えただけでしょう?この体は失うでしょうけど、僕には傷1つ付けられませんよ?」
「だそうだぞ?ジェイド。」
「拙者に斬れぬものはない。お主の右腕を貰うでござる。」
ジェイドは2回、刀を振った。
「ぎゃああああああ!!お前、何をした?」
「どうやら切れたでござる。さすが黄蓮殿。」
「いや、一振り目でしっかりと切れると思わせたことが大きい。」
1回目で、操者とリョウ・ニカイドウを繋ぐ魔力を粗方切った。
2回目は、ただ刀を振っただけだ。
「なぁ、ジェイド。つまり、お前は腕を切れなかったってことか?」
「その通りでござる。拙者が切れる範囲を大きく外れておるので無理にござった。」
「そこで、黄蓮の能力と合わせた訳か。凄いな。」
「さらに精進し、いずれは拙者の力のみで切るでござる。」
リオンたちが今の攻撃の解説をしていると、リョウ・ニカイドウが正気を取り戻した。
「まさか、ここまでやるとは。想定以上ですよ。ここ数日、過ごした中で見切ったと思っていたんですがね。」
「バカか?お前は。怪しい奴がいる前で底を見せる訳がないだろ?」
「ふふふ、朱李の言う通りですね。では、そろそろ居場所を吐いてもらいましょうか。」
「僕が言う訳ないでしょう?」
「ふふふ、魔力の接続を切らなかったことを後悔しなさい。」
スペルビアは、そういうとリョウ・ニカイドウを操っていた魔力を辿り始めた。
「ちっ!!やめろ!やめろ!やめろぉぉぉ・・・・・」
突然、リョウ・ニカイドウが沈黙し倒れた。
「どうやら、接続を切ったようですね。無理矢理切ったようですので、何かしらダメージは与えられたでしょう。」
「そうか。とりあえずお疲れ。リョウ・ニカイドウさんは、モリ先生の所に連れて行こうか。」
「それは私がやるよ!何の役にも立たなかったからね。」
リズがモリ先生の元に運ぶ役を買って出た。
「リズは、街を案内してくれたし十分役に立ったよ。それに、役に立つ立たないは気にしないでいいよ。俺は、皆が自由に暮らして欲しいんだ。勿論、法の下でね。」
「リオンくんは、優しいよ。」
「そんなことない。俺は・・・・」
俺はクズの血を引くクズだ。
「よし!リョウ・ニカイドウさんは俺が連れてくよ。悪いけど、リズたちは付き合って」
「うん!任せて!」
「朱李たちは、今回のことを全兵士に伝えてくれ。そして、警戒レベルを引き上げてくれ。」
「了解です。」
朱李、ネモフィラ、黄蓮は与えられた仕事を済ませに行った。
「スペルビアは、俺と今夜から結界の作成だ。」
「喜んで!結界以外も作りましょう。」
「必要なものを思い付いたら、他のも作るか。」
「夜までに考えておきます。」
スペルビアは、楽しみそうにそう言った。
本当に残念な万能執事である。
「よし、それじゃあモリ先生の所に行くか。」
アドバイス、感想お待ちしております。
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