4-8
是非読んで行ってください。
とある白い空間にて
「ヒナタはやりたいように出来てるみたいね。」
女神アマリールは、ヒナタを転生させてからずっと見ていた。
「前世は前世で大変だったけれど、今度もまた大変な人生になるわね。ヒナタにはもっと落ち着いた人生を送って欲しかったのだけれど。」
女神アマリールは、少し不満そうにそう呟いた。
「ケイタは、どこにいるのかしら。」
女神アマリールは、そう呟くとキョロキョロと周りを見始めた。
それから、数秒経った。
「あら、こんな所に居たのね。おかしな事になってるわね。」
女神アマリールは暫く見ると、飽きたのか他のことを始めた。
「ケイタは、おまけだから放っておきましょう。それより、ヒナタには復讐の機会を与えた方がいいのかしら?」
女神アマリールは、黒い光が漏れている玉を持ちそう呟いた。
「もう暫く観察してから決めましょうか。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
獣王国の王城にて
「ベイル、リオンが建国したようだな。」
ベスティオは嬉しそうに、側近のベイルに言った。
「ベスティオ様、嬉しいことではあります。しかし、現在我が国の戦力は大幅に低下しております。」
「王よ、リディアはまだ目覚めんのだ。俺は正直、勇者たちを殺したかったぜ。」
ベイルの返答に、同じく側近のムンガイが続いて言った。
「それをしていたら、リオンたちと争う事になっただろうな。リオンたちの相手をするなら死者の数は数え切れない程出るだろうな。」
ベスティオの返答にムンガイは黙った。
「それに、勇者トウヤたちは攻撃はしてきたが殺しはしていない。あいつらを殺した奴はリオンの仲間が殺してくれた。」
「それはそうだが、、、、」
「どうにか納得してくれ。」
ベスティオはムンガイにそう言った。
「ベイル、どうする?戦力を回復させるのは困難だぞ。」
「そうですね。リオン様の元に何名か送り鍛えて貰うのはどうでしょう?」
「そうだな。俺も行きたいな。」
ベスティオがそう言うと分かっていたかのように、ベイルの声が重なった。
ベスティオは、高笑いをして話を再開した。
「冗談だ。まぁそれしかないよな。送る奴は、ベイルが決めてくれ。」
「かしこまりました。」
「はぁ、俺は俺で知り合いを当たってみるわ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
獣王国の国都にて
「なぁ、さっきの男って、白い死神だよな?」
「あぁ、見た目が変わっていたが間違いないだろ。」
「あいつらすぐに見なくなったから、本当に死神だったって噂があったよな。」
数人の冒険者が話していた。
「それより、どうするよ?」
「あ?どうするってなにが?」
「白い死神の言ってたことだろ。」
「あぁ、そのことだ。」
「そうだな、俺はベーテングに行こうかと思ってる。」
「へぇ。」
「だけど、まずはこの国の動きを見てからだな。」
「まぁ、そりゃそうだな。」
「あぁ。俺は白い死神の、リオン・ウェザルフについて行きたいって思ってる。」
「はぁ、しょうがねーな。お前がそう決めたんならそうするんだろう。」
「そうだな、こいつはそう言う男だ。俺たちはお前について行くって決めてんだよ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
獣王国の学校にて
「リオン先生は、おかしなひとですね。」
男は窓から外を見ていた。
「あの方は死んだようですね。私たちはどうしましょうか?」
「あの人は、少しやり過ぎてましたからね。」
男は、死んで当然と言うような表情でそう言った。
「暫くは、ここで大人しくしときましょう。次に何かやる時は彼女から、知らせが来るでしょう。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リベレイトにて
「リオン様、無事に終了したようです。素晴らしい魔法でした。」
スペルビアは、世界への宣言が終わると魔法について語り出した。
「おぅ、ありがと。お前の魔法技術があってこそだよ。」
「はぁぁぁぁぁ、最高です。」
リオンに褒められたことでスペルビアは、胸を押さえて苦しんでいた。
「なぁ、トウヤたちってまだ居るのか?」
リオンはそんなスペルビアを放置してヤイトに問いかけた。
「もう暫く滞在するようです。宿泊施設や料理が気に入ったようですよ。」
「そうか。あいつらが出発する前に聞いておきたいことがあるんだよな。」
「後で私が聞いて参ります。いつがよろしいですか?」
「俺はいつでも大丈夫だ。」
「かしこまりました。」
「それが終わったら、街を散策する予定だ。お前らも来いよ。幹部連中以外にあんまり知り合い居ないだろ?」
「いえ、私は結構居ますよ?」
いつの間にか立ち直っていたスペルビアから意外な言葉が出た。
2人は驚き、目を見開いた。
「いやお前、冗談言うなよ。」
「いえいえリオン様、事実です。リオン様たちが修行中にリズ殿から色々連れ回されたのです。」
「なんだ、それでか。お前みたいな変態に知り合いが大勢いるなんてあり得ないと思ったんだ。」
リオンがそう言うと、再び胸を押さえて苦しみだした。
「リオン様、さすがに傷付きますよ。」
「いや、すまん。さすがに言い過ぎた。」
スペルビアの表情と声に、罪悪感を覚えたリオンは謝ってしまった。
リオンが頭を上げると、スペルビアは平然としていた。
「そう言えばリオン様、デートはいつして下さるのですか?」
リオンはその約束をすっかり忘れていた。
「そんなの、、、それを今誘ってたんだよ。」
どうにか、騙されてくれ。
こいつに忘れてたとバレるとやばそうだ。
「なるほど、そうでしたか。リオン様、忘れてましたか?」
スペルビアは、悪魔的な笑顔で顔を覗き込んできた。
「は?んな訳ねーだろ。しっかり覚えてたわ。」
「ふふふ、そう言うことにしておきましょう。」
スペルビアに、見抜かれたのかどうかは不明だ。
「それではリオン様、私はトウヤ殿たちの元に行って参ります。」
「おぅ、ヤイト頼んだ。」
アドバイス、感想お待ちしております。
ーーーーーーーーーー




