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4-1

是非読んで行ってください。


「ん?なんでこんな所に居るんだ?」

「よぉ、気が付いたか?俺。」


リオンに話しかけて来たのは、前世の姿、ヒナタの姿をした何かだった。

そして、周りには前世の家族が立っていた。


「なんだお前?それにここは何だ?」

「ここは、お前の精神だ。俺はもう1人のお前だ。」

「ふーん、そっか。」

「反応薄いのな。しっかし、他人が居る前であんなに感情を表に出すなんてな。」

「あ?ああ、いま思い出しても腹が立つな。あの女、そいつらと同じこと言いやがったからな。」

「あはっ、あはははは!久々にキレてんな。中学、高校の頃は毎日の様にキレてたよな。」

「あ?別に人にも、物にも当たってなかっただろ。」

「うん、知ってるよ。だって、俺もお前だからね。それよりどうするの?」

「何がだよ?」

「あの女のような奴の奴隷は、お前がやろうとしてるやり方だと解放されないぞ?」

「ああ、そうだな。俺はあの生活から離れすぎてたのかもな。」

「おっ!?あの頃を思い出して考えが変わったか?」

「ああ、俺はこれから世界に宣言するよ。家族を、友を、知り合いを殺したい程憎んでいる人の手助けをすると。救い出すと。」

「いいねぇいいねぇいいねぇぇぇ!!!!さすが俺。あの頃の俺ならこれくらいするよね。」

「まあ、無駄な殺しはしないけどね。」

「ちゃんと、助けろよ?分かるだろ?言いたくても言えない環境にあると辛いんだ。そんなことで若い命が散るのは許せないからな。」

「ああ、分かってる。魔王、悪魔、人殺し、なんと呼ばれてもやる。」

「辛くなったら、俺を呼べよ。俺はお前で、お前は俺だ。いつでも一緒だ。」


途端に周りの風景が色褪せ、女性の話し声が聞こえた。


「うーん、リオンくんなかなか起きないね。」

「リズさん、そんなに睡眠時間を削っては体調を崩しますよ?」

「ふふふ、私は眠気すら溜め込めるのだよ。」

「そんな訳ないだろ。俺なんかのために無理すんなよ、リズ。」


リオンが突然話しかけるとリズは勢いよく振り返った。


「リオンくーーん!!やっと起きたね。3日も寝るなんて寝坊助すぎるよ。」

「そんなに寝てたのか。看病ありがとな、リズ。先生もありがとうございました。」

「本当に感謝してよね。先生の腕のお陰でリオンくんに傷痕が残ってないんだよ。」

「いえいえ、私は自分の仕事をしたまでです。それに、私が仕事が出来るのはリオン様たちに救って貰ったからですから。」

「そんなに気にするなよ。ただただ普通に暮らしてくれれば嬉しいから。」

「ええ、分かってますよ。」

「そう言えば、途中で重傷の女が運ばれて来なかったか?」

「ああ!彼女なら既に全快してますよ。ゴブチョウさんと一緒に居ると思います。」

「そっか。ありがとな。」


リオンはシミジミと感謝の言葉を告げた。


「今度、住民と話しする時間をとるか。修行に行ってる間に増えた人とは会ってないもんな。」

「よーし!!案内は私に任せなさい!!私は全員の住所と職業なんか憶えてるからね。」

「その時は頼むな。だが、その前にゴブチョウの所に行って、その後は幹部を集めて会議をしよう。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ゴブチョウの家に行くと、2人は楽しそうな笑い声が聞こえた。

彼女を解放出来て良かった。

これからもこの笑顔を増やそう。


「おーい!ゴブチョウ。彼女、元気になったみたいだな。」


リオンが玄関をノックして声を掛けると、慌ただしく玄関が開いた。


「リオン様、目覚められたんですね。」

「驚かせて悪いな。今さっき起きたんだ。」

「そうでしたか。無事に目覚められて安心しました。」

「心配かけたな。それで、彼女はこれからどうするんだ?」


リオンがそう問いかけると、ティナが前に出てきた。


「リオン様、解放して頂きありがとうございます。私は、この街で彼と暮らしたいです。」

「おっけい。仲良くやれよ。ゴブチョウ、これから会議をするんだ。来てくれるか?」

「ありがとうございます。それでは、私が幹部に声を掛けて来ます。リオン様とリズ殿は先に会議室に行って下さい。」

「サンキュー。頼んだ。」


リオンはそう言って会議室のある豪邸に歩き出した。

その後ろでは、ゴブチョウとティナが幸せそうに話していた。


アドバイス、感想お待ちしております。


ーーーーーーーーーー

モリ・ヤッティ

腕が良すぎて他の医者に嵌められて奴隷として売られた医者。

女性。美人。

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