表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/93

3-47

是非読んで行ってください。


「アオオオオオォォォォォ!!!」


狼の鳴き声は、街の中でも響いていた。


「リオンの野郎なんで暴れてんだよ。」

「ロロはあんな風になってるリオンくん見たことないの?」

「ん?あぁ、前もキレたことはあったぞ。でも、あいつは基本クールぶってたからな。ここまで感情剥き出しなのは初めてだな。リズはどうなんだ?」

「私もないかな。これまではずっと笑顔って感じだったからね。」

「ああ、たしかに。前も笑顔でクールだったわ。そのくせに、人の変化に気付いて声掛けたりすんだよな。」

「ふふ、リオンくんは前と変わらないんだね。」

「あぁ、そうだな。」


あいつは、笑顔の内に秘めてたんだよな。

また俺には言ってくれねーのかよ。


「ロロは行かなくていいの?」

「俺は、この街を守るぜ。あいつの周りにはスペルビアとか朱李とか居るからな。」

「ありがとうね、心強いよ。ロロまで行くと新手が来た時に不安になるもん。」

「そんなに期待すんなよ。俺はあいつみたいに頭も良くないただの脳筋だからな。」

「ふふ、リオンくんが戻ってくるのを待ってようね。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


白狼となったリオンの周りには、仲間と勇者たちが集まっていた。

サクヤは黒鬼との勝負を止められて怒っていた。


「おい、トウヤ!!なんで、黒鬼との勝負を邪魔したんだよ!!」

「いや、今はそんな場合じゃないでしょ。」

「サクヤ、今は落ち着いてよ。」

「この鬼が、悪いんだぞ?」

「いや、すまんな。忘れるから落ち着いてくれ。今はリオン様を止めることが先だ。」

「チッ!後で続きをしようぜ。」

「ああ、それでいいぞ。」


サクヤと黒丸の話が落ち着いた所で、朱李が口を開いた。


「よーし、お前ら!これから暫く俺の指示に従ってくれるか?」

「ええ、私は構いませんよ?どうするんですか?」

「スペルビアが同意してくれるとは思わなかったな。これから全員で抑える。最後はスペルビアと黄蓮に任せる。お前らなら正気に戻せるだろ?」

「ええ、私と黄蓮殿なら可能ですよ。」

「俺たちに任せろ。」

「それでは、それぞれ死なないようにしろよ。リオン様の攻撃はやべーからな。行動開始!!!」


全員が行動を開始した。

朱李、トウヤ、サクヤ、ゴブチョウでリオンの攻撃を捌き、それ以外で体を抑えにいった。

リオンの攻撃は、爪と牙によるモノと天から降り注ぐ雷、竜巻、陽の光だった。

一撃で朱李たちは吹き飛ばされた。

それでも諦めず、延々と戦い続けること半日。


「黄蓮殿、今がチャンスです。リオン様を正気に戻しますよ。」

「ああ、しくじるなよ?」

「ふふふ、誰に言ってるんですか?」


2人は疲労でリオンの動きが緩んだ隙にリオンの元に駆け寄った。

頭に手を添えて、それぞれ能力を使った。

黄蓮は【夢扉(ドリームアフタードリーム)】で白狼をリオンに戻るように。

スペルビアはリオンの体を流れる魔素を操作した。

それから数分経つと、白狼はリオンの姿に戻った。


「ふぅ、戻りましたね。」

「あぁ。お前は俺の能力と同じような能力を使うと思ってたんだがな。」

「ふふふ、黄蓮殿の【夢扉(ドリームアフタードリーム)】が素晴らしいので私は、制御に徹したんですよ。」

「はぁ、スペルビア。以前から言おうと思っていたが、お前に殿と言われるのは気持ちが悪い。呼び捨てで頼む。」

「分かりました、黄蓮。」


2人が話していると、朱李たちがやってきた。


「お前ら、よくやったな!!!」

「ええ、朱李殿たちもお疲れ様でした。」

「おい、スペルビア。俺も呼び捨てで頼むわ。」

「あなたもですか。」

「よし、リオン様を連れて街に戻るぞ。この辺の整備は後日だな。トウヤたちも来い。」

「ありがとう、朱李さん。皆、行こうか。」


全員で街に戻った。

歩くみんなの表情は、晴れ渡っていた。


アドバイス、感想お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ