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2-4

前回のあらすじ

フォンとタイガに全然歯が立たないので森に入って修行しようと決めた。


今回もよろしくお願いします。


俺たちは、家族に森に行くことを告げて村の入り口に集合することにした。

俺が着いてすぐにリズが来た。リズは女子だけど準備が早いんだよな。

それから暫く2人で話しているとドクが来た。


「あっリオンとリズはもう来てたんだね。待たせてごめんね。」

「気にしなくていいよ、ドク。私もリオンくんもそんなに待ってないもん。」


それから数分後にコーキーが来た。こいつは、デカイくせに少し心配性なところがある。


「すまん。ちょっと待たせたな。」

「相変わらずコーキーは準備が遅いのね。」

「がははは、念入りに準備してたんだよ。」

「それじゃ皆揃ったことだし、西の森に出発するぞ。」

『おう!!』


ベーテングの森は、いつも狩っている動物よりも凶悪な魔物が住む場所だ。その森で数日過ごすことで成長することが今回の目標である。

森に入ってすぐに、魔物は現れた。そいつらは獣の皮で作った服のようなものを身につけ、各々武器を持っていた。服から見える肌は緑で、まさにゴブリンであった。

この時ゴブリン達は、幸か不幸か、妙に殺気立っていた。


「オイ、ニンゲンノガキガハイッテキタゾ。」

「アイツラコロソウ。ソシタラ王ガホメテクレル。タイチョウ、ヤロウ」

「いいだろう。しっかり連携して、あいつらを殺そう。5人ずつに別れて、挟み撃ちだ。行くぞ!」


ん?これは挟まれてるな。

この感じなら勝てるだろ。しかし、コーキーたちは気付いてるのか?


「なあリオン、俺たち挟まれてないか?」

「おお、気付いたか。前と後ろだな。分かれるぞ。」

「僕は、いいよ」「俺も」「私も」

「それじゃあ、前をコーキーとリズ、後ろを俺とドクでやろう。そんなに強そうな気配じゃないが、油断せずにやろうな。特にコーキー。」

「あははは、勿論だ。森に入って早々に帰宅とかダサすぎるからな。」


こいつ本当に大丈夫かよ。

リズのサポートを信じるしかないな。

俺は俺のことに集中しよう。


「自分たちの相手を倒したら、もう一方に駆け付けることにしよう。それじゃあ、行動開始。」

『おお!!』


そうして俺たち対ゴブリンの戦いは始まった。

俺とドクは多勢に無勢の戦いをしていた。正確にはドクがだが。

数の不利を感じさせない動きをドクはしていた。


「ねえリオンくん、ゴブリンの攻撃が止まって見えるよ。」

「何言ってるんだ。父さんとタイガさんの訓練を考えれば当たり前だろ。でも、こいつら意外と連携が上手いから、油断はするなよ。」

「勿論だよ。今回は僕が出来るところまでやるね。

【そこからは、動けないよ。】」


そう言ってドクが走り出すと同時にゴブリンの足元の地面が動き、ゴブリンの体を包み込み頭だけが出ている状態になった。後はドクが槍を振るうだけで4人のゴブリンの頭が舞った。

はぁ、ドクのやつ油断しやがって。もっと鼻を効かせれば気付けただろうに。


【焼け焦げろ】

「グガッ」


へー、焼いたらこんな色になるのか。臭いも酷いしこれは今後は使い方を考えないとだな。


「おいドク、油断するなと言ったよね?俺が攻撃しなかったら、お前は怪我するところだったぞ。」

「うー、ごめんね。助かったよリオンくん。周りの気配は探ってたつもりなんだけどなー。匂いもしなかったしね。」

「匂いは薄かったがしたぞ?隠密特化だったんだろうな。気付けないほどではなかったからな。この森にいる間に身につけような。それよりも、コーキーたちの方はまだやってるみたいだし行くぞ。何だか面白そうだ。」

「うん、頑張るよ。そうしないと、師匠たちから合格貰えないかもしれないしね。」



アドバイス、感想お待ちしております。


ーーーーーーーーーー

ベーテングの森

ベーテング村の近くにある。様々な魔物や動物が住んでいる。弱肉強食の世界。森を抜けたさらに先には山がある。


ベーテング山

大きな大きな山。森よりも強い魔物が住む魔境。


村の周囲

生活に困ることがないほど、資源が豊か


魔物

上位の個体となると、見た目、知能が人に近づく。その個体や種族に固有の力があることがある。


リオンの使った魔法

【サンタン】

紫外線と赤外線を集めて焼く。


ドクの使った魔法

【アース・バインド】

地面を操って、相手の体を拘束する。

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