表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/93

3-21


是非読んで行ってください。



この日、王国の人間は絶望を味わうことになる。それは突然に現れた。


「ジョセフ王、騎士団長と勇者が来ました。」

「王よ、私たちをお呼びだと伺ったが何の用だ?」

「おお、やっと来たか。あの巨大なエルフへの対応はどうなっておるんだ?」

「すぐに私の部下の騎士が捕えて来ると思うぜ。どうやら、あのエルフは私の部下を恨んでるみたいだったからな。」

「それで勇者トウヤよ、要求はなんと言っているんだ?」

「2つですね。1つ目は、今後は不当に奴隷を作るなというものです。2つ目はあのエルフの親を殺した騎士を出せというものです。」

「なるほどな。奴隷となるべき種族の癖に、我々人間を随分と舐めておるな。」

「やっぱ王もそう思うよな。私もそう思ったから、さっさと殺しに行こうと言ったんだけどトウヤが止めて来るんだよ。」

「俺は、あのエルフは危険です。ここは話を聞くべきだと思いますよ。」

「ほう、勇者がそこまで言うか。しかし、ここで話を聞いては付け上がる者が増える。騎士団長と勇者よ、お前たちも出て蹂躙して参れ。」

「さすが王様、話が分かるね。トウヤ、私は先に行ってるね。」

「はぁ、分かりました。最善を尽くします。」


こうして、騎士団長サクヤは豪快に、勇者トウヤは慎重に戦場へと向かった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


トウヤたちが王と会話している頃の戦場では、


「お前ら暴れてこい。俺たちを舐めたらどうなるかを教えてやろう。」

「はぁー、お前は本当に過激だよな。」

「は?これ以上お前のような奴を増やしたくないだろ。」


ロロによる宣戦布告以降、戦場に選んだ平野に騎士と冒険者が来たのでずっと戦闘を行っていた。

その数は、5桁に届いていただろう。

しかしリオン側の死傷者は0と圧倒的な戦いをしていた。

人間ってどこの世界でも他の種族や人種を下に見るの好きなんだな。

どうにか治らないもんかね。


「リオン様、こいつらを相手にするの飽きたんですけど。」

「朱李、まだダメだ。ロロの父親の仇を取っていないし、勇者とかも来てないだろ。」

「まあ、そうですけど。何の修行にもなりませんもん。」


そう言われて皆を見ると、

朱李は炎で燃やしたり、切ったりしている。

黄蓮は影から影に移動しながら、心臓を一突きで貫いている。

コーキーは大剣で、騎士を吹き飛ばしている。

ゴブチョウは足技で切り刻んでいる。

ヴェドは槍で刺したり、体当たりをしたいる。

ヤイトは糸で身動き取れないようにしたり、糸で操ったりしてる。

結構投げやりな戦い方してんな。

みんなに任せっぱなしも申し訳ないしやるか。


「ここからは俺がやるよ。休んどいていいぞ。」


俺はみんなにそう言うと、光の雨を降らせた。

その光は騎士を穴だらけにした。

結構な数の騎士が倒れた頃、増援が来た。

こいつら騎士団長とその側近とかか?

他の騎士とは比べ物にならんな。


「初めましてエルフの友達の皆さん。久しぶりです、エルフさん。俺は"火の精騎士"シンです。それでこいつは"闇の精騎士"オール、こちらが騎士団長サクヤさんです。」

「サクヤだ。お前たちは今から死ぬ、精々足掻くんだ。」

「オールです、よろしくお願いします。それよりシン、その喋り方は気持ち悪いですよ。」


俺とロロはサクヤの姿を見て、視線を交わした。

この女、明らかに日本人の顔してるな。

サクヤって名前もありそうだし。

勇者と兄妹って話だし、転移してきた可能性が高いな。


「なあ、サクヤさんは地球って知ってる?」

「ああ?お前誰だ?」

「ああ、すまない。俺はリオン、このロロの友達です。それで、知ってる?」

「知ってるぞ、私たちは転移者だからな。お前は転生か?だが、だからと言ってお前が死ぬことに変わりはない。」


やっぱり転移してきた人か。

それにしてもこの人、殺意高過ぎない?

いや、俺もまあまあ殺意高めだけど。

同郷って分かると少し手加減したくなるよな。

転移って自分の意思では無理だろうし。


「はぁ、まあいいか。そっちの2人はロロがやるよな?」

「ああ、俺がやる。親父の仇を討つ。他はリオンたちに任せるぜ。」


そう言うと、ロロはシンとオールを連れて離れた。

ロロなら余裕だろうな。

サクヤはどうしよう。

俺が相手してもいいけど、、、


「リオン様、その不快な女は俺がやります。」


朱李か、、、まあ大丈夫かな。

お互い死にはしないだろう。


「俺と同郷だからな、何をしてくるか分からんぞ。」

「任せてください。それでは、他の相手は頼みます。」


朱李はサクヤを連れて離れていった。

何か、カップルっぽいな。


「残りの騎士は俺がやるから勇者が来るまで休憩しといていいよ。」


アドバイス、感想お待ちしております。


ーーーーーーーーーー

ジョセフ王

ラマン王国の王。


トウヤ・シエテ・カヤノ

勇者。転移者。兄。


サクヤ・カヤノ

騎士団長。転移者。妹。光の精騎士。


シン

火の精騎士。騎士団の上位6人の1人。


オール

闇の精騎士。騎士団の上位6人の1人。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ